金魚とメダカは混泳できる?同じ水槽で飼う為の条件とは?

ペットとして金魚を飼育していると金魚だけでも泳ぐ姿が華やかで楽しめるのですが、熱帯魚のようにふと何か一緒に泳がせることはできないのかな?という感情が沸き上がることがあるでしょう。

そんな時、穏やかな性格で同じ淡水魚のメダカなら一緒に仲良く暮らせるのではないかと思い、混泳できるのかを調べてみました。

するとある条件が整えば混泳することもできるということがわかりました。
金魚とメダカの混泳について詳しくご紹介します。

金魚とメダカを混泳させるなら小さな水槽では飼育できない

金魚とメダカを混泳させる場合は、大きな水槽を用意しましょう

なぜ、大きな水槽を用意したほうがいいのでしょうか?それは、メダカが逃げられるだけのスペースを作ってあげるためです。

小さな水槽だと金魚がメダカをミジンコだと思って食べてしまうことがあるためです。メダカは自然界でもほとんど捕食される側の生き物となるので追われることには慣れていますが、大きく育てば金魚が間違って食べることはないでしょう。

金魚とメダカを混泳させる場合、金魚の大きさに注意しましょう

金魚がメダカに比べて大きいとあっという間に食べられてしまいます。金魚にたくさんエサをあげていたとしても、目の前に食べられそうな魚がいれば食べてしまうので金魚はなるべく小さいものにしましょう。

金魚とメダカの大きさがあまりにも違うとメダカが食べられてしまうので、うまく混泳させたいのであれば大きさに気をつけましょう。

金魚とメダカを混泳させるなら水草は必須

金魚とメダカを混泳させるときには、水草を忘れずに入れましょう

水草は、メダカの隠れ家となります。できるだけ、メダカが逃げられる場所の多い水草を選びましょう。

おすすめは、「アヌビアス・ナナ」です。鉢ごと入れる事もできるのでメダカと金魚を混泳させたいのであればぜひ試してみてください。

アヌビアス・ナナの他にも、小型のブロックなど隠れ家となるものを置いてあげてもいいですね。

メダカにエサをあげるときは、金魚のエサとは別にあげる必要があります。金魚用のエサは大きすぎてメダカは食べることができません

メダカ専用のエサはホームセンターなどで買うことができます。金魚用のエサをすりつぶして細かくしてあげても良いのですが、ほとんど金魚に食べられてしまうでしょう。

エサをあげる順番は、金魚用のエサを先に与えてメダカ用のエサを与えるといいでしょう。エサの与えすぎは水質を悪くするので気をつけましょう。

金魚とメダカの混泳には水質にも注意が必要

金魚もメダカも同じ淡水に棲む魚なので混泳自体は可能ですが、こんなことに気をつけましょう。

水質を出来るだけ安定させる必要があります。メダカは金魚よりも水質の悪化に弱いです。金魚と混泳させると金魚のペースで飼育水が汚れていくので水槽の容量に合わせたフィルターを用意しましょう。金魚はメダカの何倍もエサを食べます。そのぶん、汚れるのも早いです。

フィルターの水流はメダカに合わせることが大切です

水草はできるだけ多く投入してメダカの隠れるところを作ってあげましょう。また、大きい金魚との混泳は避けましょう。

金魚とメダカの混泳はできないことはありませんが、あまりオススメ出来ません。

混泳させる生物同士の自然界での関係性を飼育者が理解することが大切です。繊細な方の生き物の飼育条件を優先することになってしまうので、必然的にメダカ優先の水槽になるでしょう。

金魚以外に、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビ、シマドジョウはメダカと混泳することができます。

金魚の性格によってメダカとの混泳ができるかが変わる

金魚とメダカを混泳させるなら、穏やかな金魚であれば大丈夫かもしれません。

どんな金魚が穏やかなのかというと、いつも静かな場所で過ごし飼育されている金魚は性格も穏やかと言えるでしょう。

いつも騒がしい場所にいるような金魚は神経質な性格になってしまうようです

金魚はとても人に慣れやすい魚と言われています。飼い主が水槽に近づくと水面に寄ってきたりして可愛いですよね。だからこそ、メダカとも混泳ができるのかもしれません。

金魚もメダカも川魚なので、どちらも丈夫な魚です。飼育環境などをきちんとしてあげれば長生きします。

金魚ワキンやシュブンキンは丈夫で飼いやすいですよ。メダカで飼いやすいのは、水温や水質の変化に強い黒メダカになります。

水槽や、混泳について気をつけてあげるのもいいですがもともと強い種類の金魚やメダカを選ぶのもいいでしょう

金魚とメダカの他にドジョウも混泳できる?

金魚やメダカとドジョウの混泳は可能なのでしょうか?

金魚、メダカ、ドジョウの生態は、どれも日本の水質で屋外でも問題なく飼育できる生物なのでほぼ問題はないでしょう。

金魚もメダカもドジョウも多少食性に違いはあっても、どれも雑食となります。金魚もメダカも普段は水槽の中層~上層を泳ぎ、ドジョウは基本的に底物と言われ砂に潜ったり、石の裏に隠れたりしています。

水槽の低層を泳いでいて、金魚やメダカと生活圏が違います。このため、混泳させても大丈夫なことがわかります。

しかし、ドジョウの中にはホトケドジョウなどの肉食性の強いものがいます。メダカやエビを食べるものがいるので、肉食性の強いドジョウと混泳させないようにしましょう。

ドジョウは、お掃除屋さんとして働いてくれるので金魚とメダカを混泳させるならドジョウも一緒に飼うのもおすすめです。

ドジョウの性格はおとなしいので混泳に向いています。土や砂に潜る習性があるので底砂を入れてあげましょう。