育児に専念するために仕事はやめるべき?よく考えて決断を!

女性の社会進出が増えている中、一番問題となっているのが育児と仕事の両立です。

子供が小さなうちは仕事はやめるべきなのか、子供に負担をかけてまで仕事をする意味があるのか・・・母親たちは頭を悩ませます。

大切なのは、自分が後悔しない生き方を選ぶこと。1人で全てを抱え込むのだけはやめましょう。

育児と仕事の両立が大変だから仕事をやめる・・ちょっと待って!

育児と仕事の両立に頭を悩ませるママはたくさんいます。どうして自分ばかり、どうしたら両立できるのかと悩みます。

共働き夫婦であっても、妻の方が家事負担が多く、夫が協力的でない場合に問題が起こります。
時には夫婦で向かいあい、意見を言い合ってぶつかってみることも必要ではないでしょうか。忙しくてすれ違っているからといって、そのまま放っておいても問題は解決しません。
夫も「妻は育児と仕事で大変そうだ」と感じていても、ただ思うだけで何がどれだけ大変なのか、自分は何を手助けするべきなのか全く分からないものなのです。

夫婦の話し合い時間を設け、お互いの顔を見ながら話し合いましょう。LINEやメールを使って不満をぶつけても伝わりません。
今両立でどこまで大変なのかを伝え、お互いが納得いくスタイルを見つけていくしか方法は無いのです。

結論がでなくても、話し合うだけでスッキリすることもあります。
それから仕事辞めるのもできますし、続ける選択をすることもあるでしょう。
仕事をキッパリと辞めたいまで思い詰めた時でも、焦らずまずは立ち止まりましょう。正社員として働くのも、今までと同じ待遇で努めるのは大変難しいからです。

育児がしっかりできてないかも・・・でも仕事をやめることはできない

育児と仕事の両立に悩む主婦は多いですが、何があってもとにかく仕事だけは続けようと覚悟を決めている方はたくさんいます。

一番の理由はやはり「お金」です。
その他にも仕事を続けている理由はあると思いますが、やはり正直いってお金なのです。いつ何がどうなるかわからない時代です。子供に不自由な生活をさせたくないという親心は、誰でもあるのではないでしょうか。

ただ子供がまだ小さい甘えたい盛りであっても、母親は仕事のため一日の大半側にいることができません。ちょっとの風邪くらいなら、保育園に行かせることが多いでしょう。そこまでして働いて、本当に子供のためになるのかと葛藤もします。

子供の熱が出て保育園から呼び出しがあったら、仕事を切りやめてすぐに迎えに行き、翌日までゆっくり休ませてあげたい。でも実際はそれができず、熱が下がればまた保育園へ行かせてしまう・・・そして職場へ戻れば迷惑をかけてしまった同僚へ謝らなければならない。

子供の将来のために働いているのに、これが本当に子供のためだと言えるのか。仕事と育児の狭間で悩みます。

子供は親の背中をしっかり見ています。子供も大きくなれば体も強くなりますし、自分でできることも増えてきます。自信を持って子供のためと言って頑張って欲しいと思います。

育児が大変で仕事をやめる決断をする前にできること

育児短時間勤務という制度を知っていますか?
これは、小学校就学の始期に達するまでの子を養育するために、常勤職員のまま希望する日や時間帯に勤務するなど、短い勤務時間で働くことができる制度です。

一般職員は勤務形態が4つあり、自分に合った形態を選択することができます。

月~金曜日で
・1日3時間55分勤務(週19時間35分)
・1日4時間55分勤務(週24時間35分)
・3日に1日7時間45分勤務(週23時間15分9
・2日に1日7時間45分、1日に3時間55分(週19時間25分)

となっています。
また、フレックスタイム制適用職員や交代制等勤務職員などに関しては、上記の勤務携帯とはまた違った形態になりますので、確認するといいでしょう。

育児と仕事の両立が難しいからといって仕事を辞めてしまうのはもったいありません。
辞める前に、育児短時間勤務の制度を利用するといいでしょう。

育児に専念しようと仕事をやめる決断をしたAさん

育児と仕事の両立に悩んだ結果、仕事を辞める決断をした方ももちろんいます。

育児復帰後、なんとか仕事を続け頑張っていたAさん。
残業や年2~3回の国内出張だけでなく、海外出張までこなしていたそうですが、実家も近くにあり夫も自営業だったため、保育園の送迎もお願いできるなど、周りも協力的な中でなんとか仕事を続けていたそうです。
やりがいある仕事を任され同僚にも恵まれ、復帰後も楽しく仕事が出来ていたそうですが、ある日辞めたいと思うようになりました。

それは復職2年後。
決断する大きなキッカケとなったのが「第2子妊娠」でした。

仕事を終えて急いで帰ったとしても、子供と夕食を食べるのは21時近く。寝るのはいつも23時。小さい子どもに不規則な生活をさせてしまっている罪悪感を感じながらも頑張っていましたが、子供と一緒に過ごす時間がないことで。気付かないうちにストレスを溜めこんでいたことに気付いたのです。
第2子を妊娠し、子供たちの母親は私しかいないんだ、という強い思いから仕事を辞める決断をしたのです。

育児と仕事の両立で悩んできた先輩ママの意見とは

結果的に仕事を辞めなかった先輩ママたちはたくさんいます。
多くの方は、産休に入る前から復職しようと考えているので、育休が明ける前から預け先を探すなどかなり計画的に準備をしているようです。
妊娠と当時に会社を辞めていた昔とは違い、今では復職に向けて準備をするのが当たり前となっています。

育児と仕事を両立してきた先輩ママはこう断言しています。
「確かに子供が小さいうちはすぐ病気になるし大変な面もあったけど、頑張って働いてきてよかったと思います。子供には、外で働く母親の背中を見せられたし、家計的にも助かりました。」
子供は大きくなるにつれて教育費も増してきます。お金の心配をしなくて済むのは大きなメリットではないでしょうか。

仕事を辞めても辞めなくても、どちらにもメリット・デメリットは必ずあります。
大切なのは、母親であるあなたが「後悔しない生き方はどちらか」です。子供のことももちろん大事ですが、自分はどうしたいのかをよく考えて決断することが大切です。