部屋の湿度が70%を超えてしまうと、人体にどんな影響を与えるのでしょうか?
湿度を上げてしまっているやりがちなアレコレ。改善方法などをご紹介していきたいと思います!
自分の部屋を快適に過ごせるように適した環境を作り上げてみてはどうでしょうか?
部屋の湿度が70%だったら?湿度で体感の温度が変わる!
湿度で人が感じる体感も変わる?
寒い…54%以下
肌寒い…55%~59%
何も感じない…60%~64%
快適…65%~74%
凄く快適…70%
少し熱い…75%~79%
汗が出るくらい熱い…88%~84%
熱くて我慢が出来ない…85%
そして湿度が体に与える影響とはどんなものがあるのでしょうか?
口の中が乾く。ウイルスが空気中に生存しやすい環境…40%未満
人体に適した湿度…40%~70%
じめっと肌に不快を感じる。カビやダニの生育が早い…70%以上
湿度が70%以上超えてしまうと人体に影響を与えてしまう可能性が出てきてしまうんですね!
部屋の中の湿度管理は侮れないという事になります。
部屋の湿度が70%超えると人体に影響を及ぼす【カビ】の発生に繋がる!
部屋の湿度が70%前後になると人体にも影響を与えてしまう原因になるものがいくつもあります。
その中の一つはやはり【カビ】ではないのでしょうか?
湿度が高いと家具や寝具と家中あらゆる場所がカビの繁殖に繋がるとされています。
”カビ”にとって湿度が高いという事は、カビの生育にピッタリの環境だから、カビが生えやすくなります。
部屋が木造であろうが鉄筋コンクリートで湿度が70%超えてしまうとカビが過ごしやすいのです。
カビが発生してしまうのは湿度の高さが主な原因です。
その湿度を替えるのは換気か、除湿器しかないんです。
冬場になると灯油というもので暖をとる家庭もあるでしょう。
ずっと窓も開けずに締め切っていると、灯油は水分なので、水分が部屋に充満して湿度が高くなってしまいます。
そうするとカビの発生を促してしまい、あらゆるところでカビが生えてしまう原因にもなります。
こまめな換気をして、新しい空気を部屋に取り入れましょう。
部屋の湿度が70%以上になると人の体に害をもたらす【ダニ】の大量発生につながる
部屋の湿度が70%程度まで上がると人体に色々な害をもたらすダニが家の中で増えてしまいます。
日本では温度・湿度が高くなる6月~9月頃にダニは増殖しやすくなり気温が25度~30度、湿度が70%前後で部屋にダニが大量に発生する環境となります。
ダニのえさは先ほど書いたカビやほこりを食べて部屋の中で増殖していくため湿度が70%程度まで上がった部屋はダニには非常にすごしやすい環境となります。
ダニの種類もチリダニ、ツメダニ、コナダニなどに分類され、種類により家の中で生息する場所が異なります。このダニの発生が曲者で人の体に悪影響を与えてくる存在となります。
ダニが増殖すると喘息やアレルギーを起こしやすくなり赤ちゃんのいる家庭は十分気を付ける必要があります。人の体の免疫力が下がってくるため、様々な病気を引き起こす原因となるのです。
その為にも部屋の湿度を下げる必要があり、部屋はもちろんのこと押し入れや戸棚の換気やエアコンの除湿機能をフル活用しながら部屋の湿度を下げましょう。
部屋がじめじめする…。季節関係ナシに湿度70%以上になる原因は?
基本的に日本は高温多湿と言われており、その地域もとても多いんです。
日本列島の北と南では大きく湿度も変わりますが、南に行くにつれて湿度は高くなっています。
湿度が高いと体感温度ももちろんあがり、なんだか汗がじわ~と染みてくるという方もいるのではないでしょうか?
そんな季節関係ナシに湿度が年がら年中高いという地域も日本にはもちろんあります。
それにかぶさるように”あること”をしているともっと湿度を上げてしまっている…。
日常生活で湿度を上げてしまっている原因とはどんなものがあるのでしょうか?
①洗濯物!
この現代社会で共働きの家庭は多く、洗濯物は夜に室内に干す!という家庭がとても増えています。
日本を南に進めば、PM2.5の影響もあって外に干すのはちょっと…。と考えて家に干している家庭もあるのではないでしょうか?
この洗濯物が部屋を湿気っぽくさせるというのは十分にあり得ます。
乾燥機を使ったり、ある程度、乾燥気味の部屋に干すのは良いのですが、なかなかその環境が整うのはとても難しいことですよね!
洗濯物を干すときは?
今のマンションの作りやアパートの作りを見るとお風呂場に物干し竿が設置されている建物があります。
お風呂には乾燥機が備え付けられているのでお風呂場に洗濯物を干すと、お風呂の乾燥と一緒に洗濯ものの乾燥もしてくれます。
部屋中の湿気に困っている方は是非お風呂場をチェックしてみてくださいね!
湿度70%になる原因その②とその③!
②観葉植物の設置
部屋をおしゃれにしたい!と思っている人は観葉植物を部屋に置きたがります。
部屋に緑があると何だかホッとしたり、生命を感じたり…。観葉植物って気持ちに余裕をもたらしてくれる存在でもあるんですよね!
しかし、その観葉植物を置いているせいで、湿度が高くなっているということもあり得るのです。
観葉植物は酸素を作り出すことができるので空気をキレイにしてくれます。
しかし、日本のような高温多湿の気候の部屋は湿気を吸い、放出できるよな工法はほとんどありません。
なので、観葉植物を置いて部屋が湿気るようになったというお家は、除湿器を回したり湿気対策をしっかりしましょう!
③お風呂場
洗濯物をお風呂に干すテクニックは先ほど話しましたが、お風呂場にも部屋の湿度を上げてしまう原因にもなっているかもしれません。
お風呂のお湯を溜めっぱなしにはしていないでしょうか?
乾燥させようとして、お風呂場のドアを開けっぱなしにしていたりしてませんか?
それは部屋を湿気っぽくさせている原因にもなるんです。
部屋の湿度を下げたい時はお風呂場のドアはしっかり閉め、ある程度乾燥するまで換気扇を回していると良いでしょう。
理想的なのは、夜お風呂を入り終わった後に換気扇を回し、朝起きたら換気扇を止める。それだけでしっかり風呂場の乾燥になります。
そこで洗濯物も一緒に干して換気扇を回していると風呂の換気もでき、洗濯物も早く乾く。
一石二鳥ですね♪
湿度を下げるためには除湿器やエアコン除湿機能が力を発揮する!
今回は部屋の湿度が70%以上になった時に体に及ぼす影響と、湿度が上がってしまう原因についてご紹介してきました。
自分の部屋ではできるだけ快適に過ごしたいものです。
自宅に湿度計などを置いておくと今どれだけ湿度があって、快適な湿度になるにはどれだけ下げればいいのか?
部屋の湿度調整ってなかなかしないものです。
しかし、極端に乾燥しても、湿度が高くても、快適な室温や湿度にするには慣れるまで難しいものです。
雨が降っていて、窓を開けられない日などもあると思います。
ですから、部屋の大きさから十分に湿度を下げることが出来る除湿機能付きのエアコンや除湿器を手に入れると良いのではないでしょうか?