目の粘膜にできものが・・放置すると怖い目のトラブルを解説

目の粘膜にできものができたことのある人はけっこういるかと思います。

しかし目の粘膜にできるできものの正体とはいったい何なのでしょうか?

まぶたが腫れたり、目に異物が入っていたりと何かと多い目のトラブル。
直るまで放置する人も多いかと思いますが甘く見ていると重症化してしまうことも・・・

目の粘膜にできるできものの解説と防止策などをまとめてみました。

目の粘膜にできたできものは麦粒腫かも!

時々目の粘膜に何かできものができることがありますよね。

一体この目の中にできるできものはどういうものなのでしょうか。

 

目の粘膜にできるできものの正体は、一般的に言われているものは、【ものもらい】や【めばちこ】と言われているものですが、実は【麦粒腫】という名前があります。

 

目の粘膜にできるできもの「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」って?

麦粒腫の主な原因は、細菌感染で、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌の感染によるものだとされています。

 

この麦粒腫の症状は、まぶたの一部が赤く腫れてしまって痛みを伴います。

 

麦粒腫の初期症状は、赤みが目立たないことが多いのですが、触ったり押してみると痛みや異物感を感じるのが特徴です。

 

進行してしまうと、目から目ヤニが止まらなくなってしまったり、まぶた全体が腫れあがってしまいます。

 

この麦粒腫、放置し続けるととっても大変なんです。

 

 

まぶたが腫れあがる

肉眼でも見えるくらい大きな腫れになり、膿が溜る。

ぱんぱんに腫れあがった皮膚が破れて膿が出てくる。

 

 

膿が外に出てくることを【外麦粒腫】と呼びます。


逆に内側に膿が流れていくことを【内麦粒腫】と呼びます。

外麦粒腫よりも内麦粒腫の方が痛みが増し、その痛みは激痛だと言われています。

 

恐ろしいですね!

 

目にできものができて、ものもらいかな?と思ったら放置せず、すぐ眼科に行くのが良いのかもしれません!

目の粘膜にできたしこりのようなできものの正体は?

 

今度は霰粒腫と呼ばれる目のできものについてご紹介していきましょう!

 

目の粘膜にできるできもの「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」とは?

めいぼ→めのいぼ

 

その名の通り、まぶたなどにできる固めのできもののことです。

通常時はさほど固さを感じませんが、炎症を起こすと痛みが走ります。

 

マイボーム腺という目に油を分泌する腺があるのですが、その腺が何らなの原因で詰まってしまい、ちょっと粘り気のある分泌物が溜まってしこりになってしまいます。

 

しこりが大きくなく、瞬きに違和感を感じるだけの時は、抗生物質の点眼薬や炎症止めの点眼薬、軟膏などで治る場合があります。

 

しかし、基本的にはこのしこりは手術でなければ取りきることができず、薬を点眼するのは一時的に症状を抑えるためだとしています。

 

症状が治まっても何度も繰り返してしまうのが特徴です。

 

急性炎症を起こしてしまった場合は激痛で早く摘出したいのですが、炎症を起こしていると麻酔が効きにくく、この場合は、炎症が引いた時に摘出手術をするケースが多いです。

目の粘膜にできたできもの「マイボーム腺炎」って?

マイボーム腺とは先ほどもお話した通り、目に油を分泌する腺のことです。

 

そのマイボーム腺は上下のまぶたに数十個ある小さな穴で、この分泌腺が詰まってしまうと炎症を起こしてしまう事があります。

 

 

それをマイボーム腺炎と呼びます。

 

 

女性は普段メイクをする時に目元に化粧品を付けることが多いと思いますが、目元に化粧をするという事は、マイボーム腺を塞いでしまっているので、マイボーム腺炎は比較的女性の患者さんが多いです。

 

また、コンタクトレンズを長時間つけていたり、使用期間をしっかり守らなかったりするとマイボーム腺炎を引き起こしてしまうケースもあります。

 

マイボーム腺炎を治す方法は?

目の粘膜に脂肪が溜まっている状態なので、温めて溶かすといいとされています。

 

綿棒を水で濡らして、火であぶり火傷しない程度の熱さで患部を軽くこすると30秒程で白い膨らみが取れて治るという方法があります。

 

しかし、目に綿棒を付けるのが怖いですよね・・・

 

その他の方法は蒸しタオルを目に充て温める方法やシャワーをまぶたに充てる方法などがあります。

 

まずマイボーム腺炎になったら目を温めてみると症状が緩和されることがあります。

 

目のできものを防ぐにはどうしたらいい?

 

マイボーム腺炎を防ぐにはどうしたら良い?

 

アルコールや刺激物、甘いものなどの摂取は極力控えるか食べたり飲んだりする回数を減らしてみましょう!

 

これらを摂取するという事は、体への刺激となり目に脂肪が詰まりやすくなりできものになるとされているので自分自身で普段の生活の中で調整するしかありません。

 

偏った食生活は免疫力を下げてしまう原因ともなると共に、細菌に対する抵抗力をも下げてしまうので、バランスのいい食事を摂ることが防止策になるようです。

 

体が疲れている時は、偏った食事を摂ってしまいがちになります。

 

疲れた体をしっかり休め、栄養バランスが整った食生活を心がけるようにしましょう。その他の防止策は、目の粘膜を正常に保つようにビタミンAを積極的に摂取しましょう。レバーや鶏肉、うなぎ、小松菜やニンジンなどにはビタミンAが多く含まれています。

 

食べ物で取れない場合はサプリメントで補うと良いでしょう。

目の粘膜にできものを作らないようにするためには?

今回は、目の粘膜にできたできものについてご紹介してきました!
経験したことのある症状はありましたか?

 

特別な生活をしていなくても比較的簡単にできてしまう目のできもの。

日常生活に支障がでるわけではないからと言って放置されやすいですが、放置すると待ち受けているのは激痛なんです。

 

また、繰り返しできものができてしまうケースもあるので、なるべく早期に治療をすることをおススメします。

 

コンタクトレンズを使っているという人は毎日しっかりとケアをして目を清潔に保ちましょう。毎日そのままで寝てしまう人は目のトラブルが増える要因です。

 

たかがものもらい、たかがしこりと安易に考えずにしっかり目をケアをすることで細菌感染などを防ぐことにより目に上記のようなできものができにくくなります。

 

普段の生活でも不摂生や、生活が最近荒れていないかなどを気にすることで目のできものはできにくくなるでしょう。