お茶とお菓子を出す順番は?正しい順番と出すときのマナー

自宅にお客様が来客した時や会社でお客様がお見えになった時はお茶やお菓子を出しますよね!この時に気になるのが「出すときの順番」ではないでしょうか。

正しい出し方の順番を知っていれば、お茶やお菓子を出すときにもスムーズに出すことが出来るので恥ずかしくありません。

そこで今回は、お客様にお茶やお菓子を出すときの正しい順番やマナーについてお伝えします!

お茶とお菓子を出す順番は?

洋菓子の場合も和菓子の場合も、出すときは先にお菓子を出してその後にお茶を出すようになります。

【お茶を出すときの注意点】

〇お菓子はお客様の正面に

お菓子を食べる時は楊枝やフォークを使うこともあります。お客様が一番食べやすい場所に出すようにしましょう。

〇お客様の右側がお茶

左手に手を添えて右手でお茶を飲んでいただくために右側に出しましょう

〇お茶だけ出す場合はお茶を中央に

飲み物だけを出す場合は、中央か右側に出すようにします。資料がある場合は邪魔にならない位置に出しましょう。

〇日本茶を出す時は

湯のみと茶托は乗せた状態で運ばず、お客様に出す直前にセットにして出しましょう。
両手で出すのがマナーです。

木目がある場合は、お客様から見て木目の線が横になるように出しましょう。

〇カップとソーサーの場合

お客様に出すときに飲みやすいように取っ手を右にして出す人もいますが、基本的には取っ手の向きはどちらでも大丈夫です。

砂糖やミルク、スプーンの位置はソーサーの手前に、そうでなければ右側にセットして出しましょう。

お茶やお菓子を出す順番~ビジネスの場面では?

オフィスやショールームなどで働いている人が来客したお客様にお茶やお菓子を出す場合、商談や会議が目的で来客している人に出す場合は邪魔にならないように出すのがマナーです。

給湯室でコーヒーや紅茶、煎茶を注ぎ、お盆に乗せて運ぶようにします。

お盆はサイドテーブルなどに置いて、茶碗を乗せてからお客様に出します。

出すときは目上の人から順番に出すようにしましょう。

飲み物を出すときは右側に出すのが基本ですが、飼料などがあれば邪魔にならない場所に出すように気配りをすることも大切になります。

お客様を待たせることなく、タイミング良くお茶を出すことも大切なポイントになります。

また、気温が高い時は喉が渇いている人もいますから、気配りをしてすぐに飲める冷たい麦茶などを出すとお客様にも喜ばれます。

相手がどんな状況なのかを見て判断し、臨機応変に対応することも大切です。

順番をチェックした後はお茶やお菓子を出す位置を知ろう!

お客様にお茶を出す時のお茶とお菓子の位置は以下のようになります。

【お茶とお菓子の位置】

1.お客様から見たときに、お茶が右側、お菓子が左側に来るようにする

 

2.おしぼりがある場合は、おしぼりを一番右側に出す

 

3.茶托に木目がある場合は木目を横向きにして出す

 

4.茶碗に絵柄が付いているものは、絵柄がお客様の正面に来るように出す

 

お茶とお菓子のどちらを先に出したら良いかについては、お客様の右側から出すか、左側から出すかによって変わってきます。

お客様の左側から出す場合は「お茶」を先に、お客様の右側から明日場合は「お菓子」先に出すようにしましょう。

出したものの上を通ってほかの物を出すことのないようにしてください。

出すときは「前から失礼いたします」と言う声をかけて出しましょう。

お茶やお菓子を出すときに気を付けたいことは?

お茶を運んでいくときは、お茶とおしぼりとお菓子をお盆に乗せて運ぶようにします。

人数が多い場合は、こぼしてしまった時のことを考えて布巾も持っていくと良いでしょう。

お客様の右手、後ろの方から出すようにし、誤って肘が当たらないように注意することも大切です。

お客様の後ろに回ることが出来ない場合、テーブルの横から出すことが出来ない時は前を横切ることになります。

その時は「前から失礼致します」という言葉を添えて出しましょう。

■出す順番を再確認!

・右側から出すとき・・・お菓子→お茶→おしぼり

・左側から出すとき・・・おしぼり→お茶→お菓子

 

※絵柄が付いているお茶碗の場合は絵柄がお客様の正面になるように出すのもポイントです!

正しい順番をしっかり覚えて、失礼のないように対応しましょう。

美味しいお茶でお客様をおもてなし!美味しいお茶の入れ方

せっかくお茶を出すのですから、どうせならば美味しいお茶を出しておもてなししたいですよね!

■美味しいお茶の入れ方

・茶葉の量・・・5~6g程度、大さじ2杯くらい
・お湯の温度・・・70度~80度、湯気が上がる程度
・お湯の量 ・・・3人分で約180㏄
・浸出時間 ・・・蓋をしてから1分程度

〇手順

1.人数分の湯飲みにお湯を注ぎます。こうすることでお湯を冷ますことも出来ますし、量を測ることも出来ます。

2.急須の中に茶葉を入れます。3人分で5~6g程度です

3.湯呑に入れておいたお湯を急須に入れて1分ほど置き、茶葉が開いたら湯呑に注ぎます

4.最初に出てくるお茶は薄く、後に出てくるお茶は濃いため、濃さが均一になるように回しながら注ぎましょう。

5.最後の1滴までしっかりと注ぐことで、2煎目も3煎目も美味しく飲むことが出来ますよ!