雪道を自転車で走る事の危険性を理解しておきましょう

雪道でも自転車で走行している人を見かけることがありますよね。

しかしあれは、危険_02としか言いようがありません!いつ事故を起こしてもおかしくない状況なのです。

雪道を自転車で走ることの危険性について調べてみました。

雪道を自転車で走行するのは危険ですよ・・・!

私自身は雪道を自転車で運転するなんてことはしませんが、冬の自転車には結構怖い思いをしたことがあります。

妊娠中に交差点を渡っていると、私の前で自転車で横断歩道を渡っていた方が滑って転びました。その後は押して歩くのかと思いきや、また自転車に乗ろうとしていて案の定転んでいました。

その際に私の足元に自転車が飛んできて、もう少しで私が転んでしまうところでした。なんとか避けられましたが、万が一ぶつかって転んで流産でもしてしまった時のことを考えると、恨んでも恨み切れません。

それが私ではなくお年寄りや小さな子供であれば、転んで頭を打っていた可能性だって考えられるのです。

雪が降っていなくても、自転車と歩行者の事故というのは結構あります。冬はスピードは出せないものの、路面状態に関して言えばかなり危険な状態にあるのです。危険であるという認識をもっと持たなくてはいけません。

車の場合で考えても、ツルツルの道路を夏タイヤで走ろうと考える人はいないですよね。自転車だって同じで、走れるはずがないのです。

危険回避!雪が降っても自転車に乗る人に知っておいて欲しい事

雪が降っていたり、積もっていたりという状況で、傘を差しながら運転するのは大変危険です。その為、濡れたくない場合はレインコートを着るようにしてください。

傘をさすと、必然的に片方の手でハンドル操作をしなくてはいけないことになります。ブレーキだって上手くかけられなくなるので危険ですよ。

また、路面が凍結しているような状態の場合には自転車で走るのはやめておきましょう。どんなに気を付けても、アイスバーンの上を走行するのは無謀です。おとなしく自転車を降りて歩きましょう。

それでもどうしても自転車に乗りたいという方は、自転車を雪仕様にしてください。スパイクタイヤにすることで、雪の中でも走行しやすくなるのです。しかしスパイクタイヤに交換するとなると、安くとも1万はしてしまうものです。

ブレーキをかける際は、「ゆっくりと」がポイントです。急にブレーキをかけると、スリップすることは目に見えています。その為、信号などは早めに確認をしておき、止まる場合は早めのブレーキを心がけましょう。

雪でも自転車は乗れるけど・・・やっぱり危険です!

雪道を自転車で走行する際のポイントですが、まず一つ目が「ブレーキは後ろのみを使用する」ことです。前ブレーキをかけてしまうと、タイヤが雪にとられてしまい転倒する危険性があるからです。

また、意外にも「上り坂は転びづらい」ということも知っておいた方が良いでしょう。意外と上っている時というのは、安定しているんですよ。もちろん、路面が凍結していれば無理ですけどね。

とにかく、雪道を走る時というのは前タイヤを滑らせてはいけません。

仮に後ろタイヤが滑った場合でも、ペダルを踏み込んだりすることで体勢を立て直すことは出来ます。しかし前タイヤが滑ってしまうと、体勢を立て直すことが困難になるのです。

勘違いしないでいただきたいのですが、ここまでの話はあくまでも「雪道でも乗ることは出来る」というだけの話です。もちろん雪が無い時とある時では、安全性は全く異なります。

雪道ではブレーキも上手く効かないことが多く、事故を起こす危険性だって高まるのです。そのことは忘れないでください。

世界には、雪が降っても自転車に乗り続ける地域がある・・・!?

雪があまり降らないという地域の人にとっては、雪道を自転車で走行するのはかなり難易度が高いものです。例え雪が降る地域に住んでいる人の場合でも、雪道では滑ってしまう危険性がある為、冬の間は自転車をしまっておくというのが一般的でしょう。

しかし、同じく雪が積もる地域でも、デンマークのコペンハーゲンでは事情が異なります。そもそもコペンハーゲンでは、交通手段として日常的に自転車を使っている人が人口の半数近くいます。そしてそのうちの8割の人々は、冬でも自転車に乗り続けるというのです。人数にしておよそ40万人。

この40万人が雪が降った日に一斉に自転車に乗るのをやめ、バスや地下鉄などの公共交通機関を使うと大混乱が起こります。そのため雪が降った場合、市当局はまず最初に自転車レーンの除雪から始めるのです。

そうして雪が降った場合でも、市民は雪かきされた自転車レーンを走ることが出来るのです。

雪道でも走行可能な自転車、ファットバイクとは

アメリカで開発された、雪道用の自転車「ファットバイク」はご存知でしょうか?何がファットなのかと言うと、タイヤがとっても太いのです。日本でも数年前からレースなども行われていて、少しずつ流行ってきています。

初めてその自転車を見た時にはそのタイヤの太さに驚きますが、一度乗ればその面白さにハマってしまうんだとか。

このファットバイクは、アメリカ北部のミネソタ州で生まれました。この地域は冬には大雪が降る極寒の地です。

やはり一番の特徴はそのタイヤにあります。とにかく自転車とは思えないほど太く、初めて見た時にはオフロード二輪と勘違いしてしまうほどです。それほど太いタイヤを使用している自転車なのです。タイヤの幅は約10cmで、普通マウンテンバイクの約2倍の太さです。

タイヤが太いと何が良いのか?それはやはり、安定性です。タイヤが太いというだけで、それだけで地面との接地面は広くなります。その為、雪道でも安定した走りをすることが出来るのです。