子供に吐き気があるときの食べ物は何がいい?まずは水分から!

子供に吐き気や嘔吐の症状があるときは、何を食べさせてあげればよいのでしょうか?

食欲がない時は無理に食べさせなくても良いの?水だけでも大丈夫?

子供に吐き気や嘔吐があるときの食べ物や、水分の補給の仕方についてまとめました!

子供に吐き気や嘔吐があるときの食べ物について

子供に嘔吐の症状が見られるときは食事を食べたがっても我慢させ、食べさせないようにしましょう。

なんだか可哀想に思ってしまうかもしれませんが、嘔吐した後に食べ物を食べさせてしまうと、それが刺激になってまた吐いてしまうこともあります。

吐いた後はスッキリするため食事を摂りたがることもあると思いますが、まずは本の少量の水分から始めて、徐々に与える量を増やしていくようにしましょう。

食事を摂れないことよりも、嘔吐による脱水を起こしてしまわないかが心配なところです。嘔吐している時は下痢をしていることもありますので、余計に脱水が心配になります。

水分補給を慎重に行いながら、症状が回復するように看病してあげてください。

食事を与えてしまうと余計に症状が悪化することもありますので、嘔吐してすぐの食事は控えましょう。

子供に吐き気や嘔吐がある時は食べ物よりも水分補給

子供に吐き気や嘔吐の症状が見られるときは胃腸も弱っています。
こんな時は胃腸を労わる優しい食事内容が良いです。

■病気の時の食事内容

病気真っ最中の時は水分とミネラルの補給をすることが一番大切です。
特に下痢や嘔吐がひどい場合には、経口補水液やイオン飲料を少しずつ飲むようにしましょう。

症状が回復してきたら、胃腸を労わる食事に切り替えていきます。

普通に食事をして良くなるのは

・下痢や嘔吐の症状がなくなる
・お腹のゴロゴロが落ち着く
・キリキリとした胃の痛みがなくなる
・食欲が出てくる

ということが目安になります。

症状がよく合ってきた回復期には、柔らかいものや温かいものを少しずつ食べるようにしましょう。

ノロウイルスのような感染性胃腸炎、食あたり、逆流性食道炎の時も、このように食事をすすめていきましょう。

子供に嘔吐や吐き気があるときはおかゆのような食べ物を!

大人に吐き気や嘔吐がある場合は自分でどこがどのように不調なのか訴えることが出来ます。

ですが、小さな子供や赤ちゃんは、自分で身体の状態を上手に伝えることが出来ません。
このため、子供が嘔吐した時は親がしっかり様子をうかがって子供にどのような症状があるのかを見極める事が大切になります。

突然嘔吐してしまうと慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いて行動するようにしてください。

吐いた直後や吐き気が強い時に飲み物や食べ物を与えてしまうと、それが刺激になって再び嘔吐してしまうこともあります。
これを繰り返していくと脱水症状になって、悪循環に陥ってしまいます。

嘔吐した後は何も与えないようにし、様子をうかがいながらスプーン1杯程度の水分から始めるようにしましょう。

母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんは、まずは少量の白湯を飲ませて様子を見るようにしてください。

症状が治まってから、消化の良い温かいものや柔らかいものから食事を始めましょう。
おかゆや軟らかく煮たうどんがおすすめです。

病院を受診するタイミングは?

吐き気や嘔吐の症状が軽度の場合は病院を受診せず、家で様子を見ていても大丈夫でしょう。

小さい子供の場合は様態が急変してしまうこともありますので、2回~3回の嘔吐で症状が治まり、下痢の症状もないという程度であれば問題はないのですが、何度も吐き続けたり下痢の症状も見られるようになりましたら、早めに病院を受診するようにしましょう。

嘔吐や下痢の症状がひどい時に移動をするのはとても大変です。
ある程度症状が落ち着いてから受診をすると良いでしょう。

普段健康に問題のない元気な子供であれば、5時間~6時間が目安になります。
これくらいの時間であれば脱水症状を起こしてしまうことは無いでしょう。

胃の中の物を全部吐いて、腸の中の物をある程度体の外に出てしまえば、症状も少し落ち着いてきます。

これ以上の時間が経過しても症状が落ち着かない場合や、水分を全く補給できていない場合は、脱水症状を起こしてしまう危険が高くなります。

早急に病院を受診するようにしてください。

普段から病気がちのお子さんや持病のあるお子さん、体力のないお子さんは、これよりも早い段階で病院を受診してください。

肌のハリや目の動きなど、子供の状態の変化を見逃さないようにしましょう。

嘔吐した時の食事の進め方

嘔吐した時の食事について、

「絶食→水分補給→おかゆ→普通食」

の順番で食事を摂れるようにしていきます。

吐き気から嘔吐をしてしまう場合は、食事をする時の量を減らしてください。

1回の食事でたくさんの物を食べてしまうと、食べ物が一気に胃に入ることで吐き気が悪化してしまいます。

元気な時の食事の回数は1日に3回ですが、吐き気や嘔吐があるときは2回程度に減らし、昼間に食べるようにしましょう。

水分が胃の中に入ると吐き気が増してしまうこともありますので、食事の時に水分を摂らないようにしましょう。

飲み物を飲むのであれば食事の前後1時間は空けるようにしてください。

冷た苦てのどごしの良いものは嘔吐をしている時に効果的な食べ物です。

ゼリーやプリン、ヨーグルトなど、食べたがるものを少しずつ与えてみましょう。

嘔吐をしている時は胃が弱っていますので、食事の内容にも注意をする必要があります。