保育園でおもちゃの取り合いをしてしまうのは成長の証!

保育園に行くとお友達とおもちゃの取り合いをしてしまうというお子さんもいます。「どうして仲良く出来ないのだろう・・・」と心配になってしまうママもいますよね。

子供の喧嘩をどうやって納めたらいいか、毎日奮闘している保育士さんもたくさんいることでしょう。

子供がおもちゃを取り合って喧嘩をしてしまうことは、子供の成長の過程で大切な変化になるのです。今回は子供がおもちゃを取り合って喧嘩してしまう時の対処法についてお伝えします。

保育園でおもちゃの取り合いをするのは2歳児が多い!

保育園い通っている子供のトラブルで起きることがある「おもちゃの取り合い」ですが、1歳~2歳くらいの子供に見られることが多いです。

3歳くらいになると「自分の要求が通らないこともある」という世に理解できる子供も多くなってきて、どのようにすれば折り合いをつけることが出来るかを学んで仲直りが出来るようになります。

4歳ころになると、相手の気持ちを理解してあげられるようになって、少しずつたくさんの人と関わることが出来るようになっていきます。

こういった背景からも、多くの保育士さんたちはおもちゃの取り合いが起きても「見守る」ようにしていて、見守っているうちに子供同士できちんと解決できることもあるようです。

小さい子供たちは、自分の気持ちを言葉で上手に伝えることが出来ません。

ですから、どのような状況か聴くことが出来たら、子供の気持ちに共感してあげることも大切になります。

自分の気持ちを理解してもらえたんだと分かれば、気持ちが落ち付いて相手の気持ちも理解出来るようになっていきますよ!

保育園でのおもちゃの取り合いは成長過程で通る道!

1歳代の子供は自我が急速に発達していく時期です。

「自分で自分で!」「やりたい!」「僕の!」「私の!」と、自分の気持ちが強くなっていくために、色々な要求が生まれてきます。

でも、自分のだとアピールしてお友達のおもちゃを取ってしまうと、そのお友達が泣いてしまうという場面に遭遇していくことで、自分のやったことに戸惑いを感じて成長していきます。

戸惑いを感じていても自分の気持が抑えられずにいるのがこの時期。

お友達が泣いてしまって、どうしていいかわからずに自分も泣くということもよく見られるものです。

もしもお友達が使っているものを無理矢理取ってしまったら、地道に「取ってはいけないよ」「順番に使おうね」などと、子供に教えてあげましょう。

小学生くらいになっても物の取り合いで喧嘩が起こりますから、まだまだ小さい子供の場合は仕方のないことです。

子供同士の物の取り合いは成長の途中で必ず通る道です。

大騒ぎせずに見守って、地道に教えてあげましょう。

保育園で楽しく遊ぶためにおもちゃの取り合いをおさめる方法

2歳くらいの子供は、何かを協力し合って遊ぶということはあまりありません。

ですが、お友達のことを意識しながら遊んでいることも事実です。

お友達が使っているおもちゃを羨ましく思って見ていることもありますから、そのようなそぶりが見られた場合は似たようなおもちゃを与えて「一緒に遊ぼうって言ってみようか」と子供を促してあげると良いです。

他のお友達がパトカーで遊んでいたら消防車を持たせてみて一緒に遊べるように声をかけてみましょう。

相手の持っているおもちゃが気になるのはどちらの子供にも言えることですから、お互いにおもちゃを羨ましく見ているようなら、時々交換して遊ぶように促してあげましょう。
子供が自分で「交換しよう」と言えるのが望ましいですね。

子供同士で相手のことを意識しながら遊んでいる姿は可愛いものです。

このようにして人との関わり方を覚えて子供は成長していくのです。

おもちゃの取り合いをしている時にママが出来ることは?

1歳半から3歳ころの子供は、何が自分の物かを区別することが出来るようになっていきます。

「取られたおもちゃは相手の物になる」ということも分かるようになっていきます。

おもちゃを取り合うという行動は、成長の過程で見られることですので、無理に止めなくても大丈夫でしょう。

ですが、その行為からお友達に暴力を振るうようになってしまったり、危ない行動をしてしまうようであれば、怪我をしない為にも子供にしっかりと教える必要があります。

また、喧嘩をした時は、子供の気持ちを受け止めてあげることもとっても大切なことになります。

そして、お友達におもちゃを譲ることが出来たら、そのことをしっかり褒めてあげましょう。

そのうえで、お友達に危ないことをしてはいけないとしっかり伝えて約束をし、子供のことを受け止めてあげましょう。

年齢が変われば子供のトラブルも変わってきます

1歳の頃の子供は、トラブルが起こらない環境を作って見守ってあげることが大切です。2歳の頃は自分の気持ちを上手に伝えることが出来ませんので、気持ちを代わりに伝えるようにしながら見守ることが大切になります。

3歳になると、相手の気持ちも自分の気持ちも考えられるようになってくるため、それが出来るように仲介してあげましょう。

4歳や5歳になると、何かトラブルが起きても自分立で解決できるようになって来ますので、その様子を見守ってあげましょう。

日常生活の送るうえで、喧嘩やトラブルが起こるのはよく見られることです。

子供たちは色々な経験をして大きく成長していきます。

大人の手を離れていくことは喜ばしいことですが、少し寂しくも感じますよね。

でも、子供の気持ちをしっかりと受け止めて、出来たときにはきちんと褒めてあげましょう。

そして、子供同士でトラブルにならないようにしているところを見かけた時も、必ず褒めてあげるようにしましょう。