文鳥が換羽期でイライラ!体調管理に注意してあげて見守ろう!

文鳥は体長5センチほどの小鳥で色鮮やかな羽毛に淡い紅色のくちばしが特徴の可愛らしい鳥ですね。

日本の鳥かと思いますが実はインドネシアの固有種なのです。
文鳥はとても賢く人懐こい性格で、大きな鳴き声も出さず飼いやすいことから人気の小鳥です。

そんな文鳥さんも1年に一回訪れる換羽期にはイライラしてたまらないことがあるんです。
そんな時には飼い主さんは気長に付き合い見守るしかないのかもしれません。
換羽期にどのような事に気を付けるべきなのか調べてみました。

文鳥も換羽期にはイライラしちゃう?換羽期ってなに?

換羽期とは、鳥の羽が抜けて新しい羽が生え変わる時期の事です。この換羽期は文鳥は1年に1回のペースで行なわれます。

生え変わる羽は全身総入れ替えとなりますので、その時期はたくさんの羽が抜けるため飼い主さんもいつもより掃除が大変になる時期ですね。

全身が生え変わるのですから、1日や2日では終わりません。
換羽期が訪れるのは個体差にもよりますが一般的には3月から6月の間の1ヶ月程度換羽期が訪れる事が多いようです。

この換羽期は生涯を全うするまで続きます。ですから体力が衰えてくる高齢の文鳥は換羽の期間が長引くこともあります。

換羽期はホルモンの影響で文鳥もナイーブになりとてもイライラしているような様子がうかがえます。

ソワソワしていて、大好きだった水浴びもせず飼い主さんにとっては心配になることもあると思います。

こんな時は、かまうよりもそっと見守ることの方が文鳥の刺激にならずに良いでしょう。

文鳥の換羽期で体力を消耗!イライラの他に見られる症状とは?

換羽というのはとても体力が必要になる事です。ですから1カ月ほどかかる換羽期は文鳥は常に疲労を感じており体力的に辛い状況です。

また新しい羽が生えてくるわけですが、その羽はタンパク質やカルシウムからできておりたくさんの栄養が必要になるため、いつにもまして栄養価の高いものをたくさん食べなければいけません。

また換羽期でイライラしている文鳥は、とても攻撃的です。普段は飼い主さんに懐いている文鳥でもそうなる可能性はあります。

それはおそらく羽が生え変わる事で体中がむずむずしたり、思うように動けないなどの理由が考えられます。

水浴びをしなくなったり回数が減るのは、羽が減り保温効果が薄れていることが考えられます。換羽期が過ぎればいつも通り水浴びをするでしょうから、あまり心配は入らないでしょう。換羽期の文鳥は体力をかなり消耗するためよく寝ます。その時は飼い主も気を使って起こさないような対処をしてあたたかく換羽期が終わるのを見守ってあげましょう。

 

文鳥の換羽期は時期がずれることもある!

換羽期は多くの文鳥が3月~6月の間に訪れる事が多いですが、個体によって時期がずれることは決して珍しい事ではありません。

なかには真夏の暑い時期や冬近くの寒い時期になってから換羽期を迎える子もいるんですよ。

「もう換羽の時期のはずなのに始まらない!どうしよう・・」なんて焦る必要はありません。
暖かい目でその時期が来ることを見守りましょう。

また、換羽期にずれが生じるのには「1年中変化のない快適な空間で育てている」「ホルモンバランスの影響」「飼育環境が昼夜逆転している」など、様々な理由が考えられます。

文鳥も快適な環境で育てられると体に変化がでてしまうということですね!

文鳥を飼育するお部屋はなるべく野生の鳥と同じように日照時間を考慮して昼夜の区別ができるような環境を整えてあげると良いでしょう。

文鳥の噛んでくる行為は防衛反応?それともイライラ?

文鳥を飼っている人は、文鳥に噛まれた経験がある人が多いのではないでしょうか。

文鳥というのは産まれてから2か月ほどで周囲の環境を理解しようとします。その覚える過程で、「噛んで覚える」という確認方法を取るのです。

それはまるで人間の赤ちゃんの様ですね。人間の赤ちゃんも、取り合えずなんでもお口に入れて舐めますよね。

この赤ちゃんのうちは、噛まれたとしても痛いことはないです。
軽い甘噛みのようなもので、かえってその噛む行為が可愛く思える時期です。

ですが大人になってからの文鳥の噛みつきの場合は・・・それなりに痛いです。
懐いているはずの文鳥が換羽期のイライラ中に噛みついてきたときは、頭では理解しているけれど正直少しショックを受けました。

換羽期は無理にコミニュケーションを取らない事をお勧めします。

文鳥の健康は飼い主さんのお世話にかかっている!不調を見逃さないで

文鳥はとても小さい鳥です。ですから具合が悪いとあっという間に悪化してしまうケースも多いのが悩みどころです。

なので、どんなに小さな異変でも日々のお世話で飼い主さんが見逃さないことも大切なのです。

まず「元気がないな」と感じた時は「保温」をしてみて下さい。
室温をあげて適温は30℃くらいが好ましいでしょう。
もちろん灼熱の暑さの夏の場合は別です。

そして体調不良の原因で考えられることにはいくつかの原因があります。

・ストレスを感じている
・換羽期
・卵がつまっている?(メスの場合)

元気がない時は小鳥を温め、上記の原因が無いかを確認します。

換羽期には貧血になり元気がなくなることもあります。栄養のあるエサを用意しましょう。
また、メスのお腹が膨れている時は卵がつまっているのかもしれません。そうなると飼い主さんではどうする事もできませんし、早急な対応が必要です。

またこのほかにうずくまっていたり、吐いたり苦しんでいる時も家庭で様子を見ていてよくなることはありませんので急いで動物病院へ行きましょう。