一日の疲れを癒してくれる風呂。特に女性は、さまざまな色や香り、肌への効能などを考えて入浴剤を使いたいですよね。
でも、実は入浴剤を入れることを勧められない理由があるんです。風呂釜によっては一部の入浴剤はダメとのこと。
一度風呂釜の取説を確認しておきましょう。特に注意すべきは硫黄泉分の多い「湯の花」で、風呂釜を傷めてしまう危険性があります。
入浴剤の使用がダメは風呂がある？追い炊き機能付きは要注意
自動でお湯張りをしてくれる、追い焚き機能が付いている循環式のお風呂に入浴剤を入れていませんか？
スーパーやドラックストアで簡単に購入出来、色々な香りや効能があるので疲れた体が癒されますよね。
しかし、私が洗浄している１つ穴は、追い焚きできるお風呂の場合従来は入浴剤を使用してはいけないのです。
どうして使用してはいけないのか？入浴剤を使用した時の使用方法をお伝えします。
「使ってはいけない理由」
給湯器のメーカーも使用はしないで下さいと言っています。給湯器の内部は銅で出来ています。たくさんの種類がありますが中には硫黄が含まれている入浴剤や柑橘系の入浴剤の場合給湯器の銅と反応してしまいます。
急時は高温で水をお湯に変えるので、高温になった給湯器の中を入浴剤のお湯が循環し銅と反応して中の金属が弱くなってしまいます。
そうすると「給湯器の故障の原因」になります。交換となると高い費用がかかってしまうので入浴剤は使用しないようにしましょう。
硫黄成分が入った入浴剤は風呂釜を傷める可能性があるのでダメ！
追い焚き機能と入浴剤の関係について。入浴剤を使うことの注意点などを説明します。
■入浴剤を使っていい？
追い焚きをする時に入浴剤をつかっていいのか？使うと、どのような症状が出るのか詳しくお知らせします
・本来はダメな行為
お湯を足すだけの給湯器なら、入浴剤を使う事が出来ます。でも追い焚き機能を使いたい場合は基本的にはダメだと考えましょう。多くの給湯器メーカーの説明書にも記載されていますが、入浴剤の使用を禁止しています。入浴剤はは使用できないことであることを理解しましょう。
・追い焚きして入浴剤を使うとどうなるの？
入浴剤を入れたお湯で追い焚き機能を使うと、風呂釜の中の金属が腐食してしまいます。入浴剤の成分が長い時間とどまると、腐食の範囲が進み、不具合や故障の原因になります。ですので、入浴剤が入ったお湯で追い焚き機能を使うことは致命傷になります。
・避けるべき入浴剤
温泉地で販売している「湯の花」は使用することをお勧めしません。硫黄のニオイの強い物は強酸性なのです。風呂釜の腐食を強力に進めてしまいます。入浴剤の成分を確認して、強酸性、酸性と記載してあるものは避けるるようにしましょう。花びらやおもちゃの入っている入浴剤は配管が詰まることもありますので避けましょう。
ダメではないけれど風呂によっては注意が必要な入浴剤とは？
使用しない方がいい入浴剤
■にごり湯系入浴剤
・浴槽の底が見えないような乳白色などのにごり湯系の入浴剤
無機系酸化チタンは含まれていることもあるので、何度も使用すると風呂釜の中が劣化してしまったり、給湯器の故障の原因になります。
■腐食性のある入浴剤
・硫黄成分が含まれている入浴剤
・バスソルトなどのソルト系
金属部分を腐らせてしまい、風呂釜や給湯器の故障につながります。
発泡系の入浴剤
■お風呂に入れると発泡して炭酸ガスが出る入浴剤
泡が循環経路を通ると風呂釜や給湯器が動かなくなることもあります。
果物や飲料系
食べ物で有名なのはゆず湯のゆず。飲料はお酒、お茶などがあります。
入れた物から出るカスが微生物の餌である細菌になり繁殖することもあるので注意しましょう。
循環式の風呂釜での入浴剤使用は、一度取り扱い説明書で確認を
■風呂釜への影響
浴槽のお湯を沸かす方法は、沸かしたお湯を蛇口から浴槽に入れる方法（給湯式）浴槽を風呂釜をパイプでつないでお湯を循環させる方法（循環式）があります。
浴槽のお湯が直接風呂釜やパイプと接触してるのは循環式です。浴槽への影響と同じく、ほとんどの入浴剤には風呂釜を痛める成分は入っていませんが、硫黄配合の入浴剤には風呂釜やパイプを腐らせてしまう恐れがあるので注意が必要です。
特にお湯がにごるタイプの入浴剤は風呂釜内部の湯垢に濁りがついてしまいうこともあるので、内部や循環校のフィルターはキレイに水洗いをしましょう。
使用する場合は入浴剤のパッケージの記載や注意事項をよく読みましょう。
市販の入浴剤の多くは使える？定期的に風呂釜洗浄剤を使おう
■入浴剤は風呂釜によくない？
入浴剤は風呂釜を傷めると言われる人もいますが、市販の入浴剤では風呂釜や配管を傷めることはありません。温泉地のお土産で売っている硫黄成分が入っているものはダメです。しかし追い焚きしない場合はOKです。
入浴剤を入れたい場合は、追い焚きをしないで「自動」のスイッチをオフにしておくと浴槽以外は大丈夫です。
しかし家族がいたり、寒い日は保温や追い焚き機能が必要になります。入浴剤を入れようと、入れないと追い焚きをすることで配管と風呂釜は汚れ、放置すると傷んでしまいます。
１日を癒してくれるお風呂。いろいろな入浴剤を使って楽しみ、年に１回の風呂釜洗浄をるすれば問題はありません。知識として入浴剤の成分やダメな理由を知っていれば毎日のお風呂がもっと楽しくなりますね！