お茶やお菓子やおしぼりはどこに置く?【おもてなしのマナー】

会社や自宅に大切なお客様が来た時には、お茶やお菓子などを出しておもてなししますよね。

このとき、お茶やお菓子、おしぼりを出す前にどんなことに注意したらいいのでしょうか?

また、お茶やお菓子、おしぼりを出す正しい位置とはどこなのでしょうか?

そこで、突然の来客にも慌てないためにも、恥ずかしくない基本的なおもてなしのマナーについてご紹介いたします。

お茶、お菓子、おしぼりを出す前に注意!正しい置く位置は?

お茶やお菓子を出す前に湯のみ茶碗や茶托に水分が付いていないかチェックし、一度乾いた布巾で拭きます。

またおしぼりは、水で濡らし滴らないようしっかり絞って綺麗に巻いて形を整えましょう。おしぼりは白いものが好ましいですが、淡い色合いのものであれば真っ白ではなくても良いでしょう。

洋風のお茶でケーキをお皿に盛ってお出しする時は、ケーキについているセロハンはがしますがアルミホイルは食べた後にフォークを包むのに使いますから残してお出ししましょう。

またコーヒーは深さのあるカップで、紅茶は浅いカップを使うのが好ましいです。

テーブルへお出しする時はお客様の目線から見て右側におしぼりを置き、左側にお菓子、中央に飲み物がくるように配置しましょう。

ただ仕事でテーブルに大事な書類などが広げられている場合には、邪魔にならないようテーブルの右側に寄せてお出しするようにしましょう。

お茶・お菓子・おしぼりを出すときの基本的なマナーとは

お茶をお出しする時は必ずお盆を使います。お盆の上には一枚乾いた布巾を用意しておきましょう。

お盆にお菓子とお茶、おしぼりを乗せたらお客様の場所まで持っていき、部屋が別の場合は必ずノックをして「失礼します」と声を掛けてから入る様にしましょう。

お茶を出すときは、こぼす事を避けなければいけませんのでお盆は置いてからお客様にお茶を出しますが、椅子の場合はサイドテーブルにお盆を置いてから、一つずつお客様へお出しするようにします。

畳の場合はそのままお盆を畳みの上に置いて構いません。直接お客様のテーブルにお盆を置いて作業をするのはマナー違反ですのでやめましょう。

お客様にお出しする直前にお茶碗やカップに水分が付いていないか確認し、ついている時は乾いた布巾でさっと拭きとってからお出しします。

その部屋の作りにもよりますが、どこからでもお茶がお出しできる場合はお客様の右後ろから出すようにすると良いです。

お茶を出し終えたら速やかに「失礼します」と声を掛け部屋を出るようにしましょう。

会社に大切なお客様が来客!お茶、お菓子、おしぼりを出すときは?

会社でお客様にお茶をお出しする時は右後ろから出すようにします。
無言で出すのではなく失礼いたしますと声をかけぶつからないように気を付けましょう。

これは基本ですが仕事で打ち合わせなどの場合はテーブルに書類が広げられていることもあるのでそういった場合は、机の右側に寄せてお出しすると良いでしょう。

もしテーブルの配置の関係で横側からしかお茶をお出しできない時も、お客様の前を横切ってお出しする事になりますので、「こちらから失礼します」などの一言を添えてお出しすると良いでしょう。

また茶托に木目などの模様が入っているものは、お客様から見て模様が横向きに見えるようにセットし、お茶碗の柄もお客様の正面に来るように置きます。

カップの場合は取っ手が右側に向くように置きましょう。右利きの人が日本には多いためにこの風習はあります。

お茶や茶菓子の用意で知っておきたい注意点

お客様にお茶をお出しする時、お盆に乗せて移動しますがこの時にお茶碗はまだ茶托に乗せないようにして下さい。

歩く振動で少なからずこぼれたお茶が茶托を濡らさないようにするためですので、お茶碗と茶托は別にしておきましょう。

お客様にお出しする時に初めて茶托とセットでお出しします。

お茶菓子はお皿に乗せるときに敷き紙を使うとより上品な印象になります。
個装になっているお茶菓子は包装から出してお皿に乗せるようにします。

必要であれば楊枝なども用意しますが手で食べてもおかしくないようなお饅頭などの場合は楊枝がなくても良いでしょう。

お茶菓子にはできれば味付けがあっさりしており手が汚れないものが好ましいです。
味の濃いお菓子ですと喉が渇いてしまったり、健康面を考えて手を付ける事が出来ない人もいるかもしれません。
また手が汚れるようなお菓子は食べにくいでしょうしボロボロと食べかすが落ちてしまう可能性があるためお客様には不向きであると思われます。

美味しいお茶を入れるコツとは?煎茶や紅茶の入れ方

煎茶を美味しく入れるには熱湯よりも少しぬるめのお湯を使う方が美味しくできます。

まずお湯が湧いたら、お茶碗に入れて30秒ほど待ちます。その間に急須には茶葉を入れますがこの時の量はお茶碗の数に対して1つあたりティースプーン2杯程度を目安にしましょう。

30秒経ったらお茶碗の中のお湯を急須へ移します。そして蓋についている穴の部分を注ぎ口の方へ来るようにして均等になるようお茶碗へ注ぎます。

この時、一人ずつ入れるのではなく少量ずつ順番にお茶碗に注ぐようにしていきましょう。

紅茶の場合は蒸らすと良い香りが出ますので、ポットには一人当たりティースプーン軽く1杯程度の茶葉を入れ熱湯を注ぎます。

すぐにポットの蓋をして3分ほど蒸らしてからティーカップへ注ぐようにしてください。