親がお金を返してくれない・・自分と親の金銭感覚のずれとは

親にお金を貸している。
返済を迫っても返してくれない。
金額の大小にかかわらず、貸したお金は返して欲しいもの。
ですが、借りた本人はお金が手元に入った瞬間に借りたお金だということなんて、忘れてしまうものです。
お金を借りるような図々しい人間には、いくら親であってもしつこく返済を迫りましょう。

親に貸したお金。返済を迫っても返してくれない時には?

親に無心されたら…。
自分ができることは、してあげたいと思うのが人間ですよね。

金額の大小にかかわらず「貸して」と言われたのだから「返してもらえる」と思って、力になるのは当たり前のこと。
でも、それは貸す方の心理であって借りた方はそんな風に思ってはいません。

どうしてお金を貸して欲しいと言ってきたのでしょうか?
冷たいようですがはっきり言います。生活費や支払いが、収入より多いからですよね?
払うお金がないから、足りないから「貸して」と言ってくるのであって、間に合っているのならそんなお願いされませんよね?

『無いから借りた』

ないから、借りたのに当てがなければ返せるわけないんですよ。

いくら親であっても、貸したお金は返してもらう。

そう思っているのであったら、しつこくしつこくお金の返済を迫りましょう。

そうでもしなければ、返す前にまた「貸して」と言ってくるようになりますよ。

親がお金を返してくれない時は、自分の中で親との関係性を見直しましょう

人間関係のトラブル。
感情や痴情のもつれなど、様々ありますがそういった感情論にプラスしてお金の問題が絡むと、もう解決の方法はないんだろうなと感じてしまいます。

お金を貸した相手が親であっても、トラブルに発展することはあります。

もめたくないのなら、貸したお金は親にあげたと思ってはいかがですか?
それと同時に、あなたの気持ちの中で親子の関係を割り切ってしまいましょう。

親であっても、大人になると人間同士として付き合っていかなければならなくなってきます。
自分の親であっても人間的に素晴らしい人であるとは限らないのです。
子供にお金を借りようとする親…

しかし血のつながっている親子である以上なかなか簡単ではないですよね。しかしそれが現実なのです。

親に貸したお金。返してくれないのは返さなくてもいいと思っているから?

お金が絡むと、その背景からその人の思考回路が、透けて見えることありませんか?

あなたがもし、人からお金を貸して欲しいなんて言われたら、よほど困った状況にあるんだろうなと思いますよね?
実際に貸す、貸さないは別の判断ですが、「お金を貸して」と言われたら「あら!大変なのね!」と感じるのが、言われた方の感想なのではないのでしょうか?

それが、自分のことを産み育ててくれた親からの無心だとしたら…

多少の無理をしてでも力になってあげたいと思うのは当然ですよね。

人は、お金を借りる時に「必ず返すから」と言って借りると思います。
でも、お金を受け取った瞬間にそんなことは忘れてしまうんですよね。

金額の大小にかかわらず、借りた人は返すことを忘れ、貸した人は、貸したことを一生忘れません。

人にお金を借りるなんて図々しと思いませんか?
そんな図々しい人に対して、遠慮してはいけません。
人にお金を借りて返さないような図々しい人間に対しては、もっと図々しく借金の取り立てをしましょう。

貸したお金と言うことを証明できなければ、贈与税の課税対象になることも

親から子供へ、一年間に110万円以上のお金を渡した場合には、贈与税の課税対象となります。
これは、子供から親への渡すお金にも適用されます。

いくら親子の間柄だとしても、一定額のやり取りになると課税対象になるので注意しましょう。

親子間の借金であっても「金銭消費貸借契約書」を取り交わすことをお勧めします。
親子の間で「貸し借りだ」と認識している金銭だとしても、それを証明することができなければ、「贈与」とみなされてしまいます。

税金のこともありますが、後にトラブルにならないためにも、親子間の借金であったとしても「金銭消費貸借契約書」を取り交わすことを忘れないようにしてください。

貸したお金を返さない時は親の生活費をあなたが管理してみては

親が子どものお金を当てにする…

始めは5千円位だったのに、回数をかさねるうちに、1万円、2万円と渡す金額が増えてきて…
最初のうちは返す、借りると繰り返していたのに、そのうち返さないままに、貸してと言うようになってきて…

一回に渡す金額は少なくても、積み重なって結構な額になってしまった。
そういった人も多くいるかと思います。

こういった親へのお金の渡し方が一番厄介なんですよね。

まず、始めのうちは返してくれているので、親もそんなに借りてないと感じています。
また、簡単に足りない分が補えるのでありがたみが薄く、回数を重ねるうちに「当たり前」とさえ思われてしまっています。

このような場合、どのように対処するべきなのでしょうか?

まずは親の生活費の状態を聞き取りましょう。
多分、親自身も収入と支出のバランスがわかっていないと思います。

お給料の年収の感覚で年金生活を送る世代に多い場合があります。

自分たちはそんなに使っていないという「感覚」でいますが、収入よりも支出の方が多いから足りなくなるのです。

お金を使っている、使っていないは関係ありません。
収入の範囲内で生活できていないということなのです。

とりあえず、親の生活に関わる支出を、すべて把握する必要があるでしょう。
それから、収入をみて、どの位の生活費でなければ生活できないのかを教えてあげる必要があるのです。

お金にだらしないから、お金が足りなくなって、お金を貸してと言ってくるのです。

親がだらしないのは嘆かわしいですが、よそに借金されても困りますので、子供としてはしっかりと親の金銭感覚を知り、正常な方向へ導いてあげましょう。