子供を施設に預けたい・・・施設に預ける決断をした理由とは

子供をもう育てることはできない、施設に預けたい・・・様々な事情によって、子育てに限界を感じる方は少なからずいます。

子供を経済的に苦しいから施設に預けたいけど可能なの?子供を施設に預けたい一番の理由とは?

経済的理由だけではない、複雑な事情が見えてきました。

子供を経済的に苦しいから施設に預けたいけど可能なの?

シングルマザーとして頑張って子供を育てている家庭はたくさんありますが、女性が子供を1人で育てる際に一番問題となるのがお金です。

シングルマザーで経済的に苦しいといった理由で子供を施設に預けることはできます。
シングルマザーは、本来であれは夫婦で子育てをするところを1人で全てを背負い込まなければなりません。
1人で苦労するからこそ、経済的にも苦しんだり子育てでイライラしてしまうこともあるため、ノイローゼになっていつか子供を虐待してしまうのでは・・・と思い悩み、本当に虐待してしまう前に子供を守りたいと思うのです。

子供を育てながら仕事をすることも大変なので、経済的余裕ができるまで子供を施設に預けたいといった方もいます。

どうしても子育てが難しいと思うのであれば、まずは自動相談所や福祉事務所に相談することが大切です。
相談を受けて子供の保護が必要だと判断されれば、施設に入所することがでかえいます。
親の意思で入所させる場合は費用がかかりますが、収入に応じて負担額が違いますのでご安心ください。その費用も出せないくらいので経済状況であれば、その旨も相談しましょう。

子供を施設に預けたい一番の理由とは?

何らかの事情により、子供が親元で生活できない場合に入所する施設が「児童養護施設」です。昔は「孤児院」という名でも知られていました。

親が子供を引き取らない限りはずっと児童養護施設で生活することになりますが、事情がある子供が育つ環境としてもう1つ制度があるのが「里親制度」です。
しかし今の日本で実際に里親家庭に引き取られる子供の割合は、全体の20%程度でしかないのが現状です。

孤児院の時代は戦災孤児を引き受ける目的でしたが、児童施設となった今、子供が入所する理由も大きく変わってきています。

1978年当時の入所理由で一番多かったのが、親の離婚や行方不明などによるものだったのが、2008年以降になると、親の虐待や経済的理由がトップを占めるようになったのです。
貧困率が最も深刻なのは母子家庭です。どんなに働いても世帯収入が300万円以下といった家庭は3分の2にもなるのです。
子供と一緒に生活をしたくても、今の経済状況では余裕がない・・・それが子供を施設に預けたい一番の理由となっているのです。

子供を施設へ・・ お願いした経験のある人のこんな理由

子供が非行に走り、親が限界に感じて施設に預けたいといったことも実はあります。

「親や兄弟の金を盗み、何回もバレてその都度注意をしても改善することはありませんでした。私は派遣社員、妻はパートとして働いているので決して裕福な家庭ではありません。毎月生活費を捻出するだけでも大変なのに、その妻の財布から数万円を抜き取ることもありました。
どんなに注意をしても改める気配はなく、遅刻や早退、タバコに万引き、家庭内泥棒は続きました。
子供が中学2年にもなるとどんどん素行は悪くなったため、子供センターへ相談をして子供と面談してもらったりもしていました。
中学校の先生たちとも話をしてきましたが、万引きや無断外泊も多く警察のお世話になったこともありました。
中学2年の夏休み前、いよいよ限界に達してきたため子供センターの担当者から、児童養護施設への入所を提案されました。
相変わらず無断外泊も続いていたため、中学校の先生からも「まずは警察に捜索願いをだしましょう。警察からも施設へ入所させた方が良いと子供センターに行ってもらえれば、きっと入所を早めてくれるはずです。」と。
多くの機関と連携を取りながら、素行が酷くなる夏休み前に子供を入所することになりました。

子供を施設へ預けたいと友達から相談された場合の対応は?

友人の女性は、常に誰かが側にいないと育児や家事ができない人に思えました。友人の女性は母親ではなく女であることを優先し、彼氏ができると育児よりもそちらの方に気がいってしまう傾向にありました。こういった女性の元で育つ子供は、遅かれ早かれ悪影響でしかありません。
生みの親より育ての親の元で育つ方が幸せな時もあります。

役所へいって、子供に悪影響が出る前にまずはその家庭の状況について話すことも方法の一つです。
身近にいて母子の状況をわかっているのであれば、悠長に構えている時間はありません。ダラダラしている間に子供の命の危険もあるのです。
母子共に一緒に暮らすことが幸せという意見も確かにありますが、本当にそうとは限りません。
現状は人それぞれですし、様々な困難があって育児放棄をしている可能性だってあるのです。見過ごしているのではなく、一刻も早く相談するのが一番です。
母親が1人の女になって育児放棄をしている状況を放っておくのは危険です。
役所や管轄の窓口に掛け合って、子供を良い方に導いてあげることも必要なのです。

子供を実際に施設へ預けた方の意見とは

契約社員として働きながら、小学6年の娘と暮らしています。主人は単身赴任なので家にはほとんど帰りません。

産後鬱から自律神経失調症を患ってしまい、精神科の薬を飲みながらなんとかやってきましたがもう限界でした。

娘がトラブルを起こすたびに2人で話し合って、これからどうすればいいのか、こういうふうにしてみようかと、頑張ってきたつもりです。

娘が2年生の時、クラスの友達の筆箱を盗んだり捨てたりしたことがありました。問題行動を起こすたびに、娘をしかったり泣きながら話をしたり、クラス会で謝ったり被害を受けた友達のお宅へ娘と謝りに回ったりもしました。

万引きもあったので、必死に娘をもうしないよう言い聞かせたり、時には殴ったりして、お店に謝りにもいきました。

その後しばらくは落ち着いていた娘でしたが、ある時私の携帯を盗んだんです。娘が盗ったとは思わなかったので、必死に探して携帯会社にも連絡して使用を止めてもらうなどしました。
見つからなかったので仕方なく新しい携帯を買ったのですが、失くした携帯の履歴を調べてもらったところ、娘が犯人だとわかったのです。
怒ることすらできないくらいショックでした。その後は修羅場です。もう娘のことを信じることができず疲れ果てた私は、施設へ預けることを決心したのです。