お家に金魚やメダカなどの観賞魚がいるだけで、お部屋の印象がガラっと変わりますよね。これから魚を飼いたいと思っている場合、まずは金魚にしようかメダカにしようかで迷うと思います。
金魚とメダカ、飼いやすさで言えばどちらの方に軍配があがるのでしょうか。
どちらも生き物には変わりないので、最終的には飼育するあなたの判断によるかもしれません。
金魚とメダカの飼い方も合わせてご覧ください!
金魚とメダカ!飼いやすさで選ぶならどっち?
観賞魚を飼う場合に候補に上がる「金魚」と「メダカ」ですが、どっちが飼いやすいのでしょうか?
まず、飼う目的が「繁殖を楽しみたい」ということであれば、産卵数の少ないメダカの方がよいでしょう。観察もしやすく、学校など夏休みの自由研究にもピッタリの魚ではないでしょうか。
しかし、長生きする方がいいとなると金魚になります。メダカは体格が小さいので、ちょっと体調が悪くなってしまうと、命を落としてしまうことになります。
ただ、金魚は排泄量が多いので、水質を維持するために濾過機が必要となるでしょう。しかしメダカであれば、その飼育数によりますが必要はないでしょう。
基本的には、メダカの方が飼いやすいと言われていますが、どちらも飼ったことがある人に聞いてみると大差ないようです。
まずは基礎知識を身に付けて、自分にとってどちらがよいのかを考えた方がよいでしょう。
金魚とメダカ、飼いやすさで言えば甲乙つけがたい!?
金魚とメダカ、体格の面で考えるとメダカの方が飼いやすいという人も多いようです。金魚よりも体が小さいので、餌や酸素の量、そして水の量も少なくて済むからです。そして場所も取りません。ただし、メダカを飼う場合でも、ダルマメダカなど種類によっては注意が必要なものあります。
反対に、金魚は餌をたくさん食べます。その分排泄量も多いので、水質が悪化しやすいのがデメリットと言えるのかもしれません。
さらに、体が丸くて体高の高い琉金や背びれのないランチュウなど、フナの原型から体型が離れていくものほど泳ぐことも得意ではありません。そして飼育が難しくなると言われています。
初心者が金魚を飼うのであれば、和金と呼ばれるフナに近い体型の小赤やコメット、朱文金にしましょう。それであれば泳ぎも得意なので、飼いやすいようです。
金魚を飼うことのメリットは「長生き」だということでしょう。きちんとした飼育方法を身に付けることができるのであれば、金魚を飼育してみてもよいのではないでしょうか?
飼いやすさじゃ負けない!?金魚とメダカに並ぶ「ベタ」とは?
金魚もメダカも比較的に飼いやすさでいえばおなじみの魚ですが、「ベタ」という魚も飼いやすいと言われています。
色鮮やかな体色と優雅な長いヒレを持っているので、美しい魚としても知られているのですが「闘魚」とも呼ばれています。
飼いやすいと言われている理由は、体のしくみにあるかもしれません。ベタには「ラビリンス器官」と呼ばれる呼吸器官があるため、空気から酸素を得ることができます。そのため、コップ1つあれば飼うことができるのです。
さらに、悪化した水質にも強く、濾過フィルターが無くても飼うことができます。これが金魚とは違うところかもしれません。
しかし、「闘魚」とも呼ばれているため、気が強く好戦的です。オス同士を同じ水槽に入れてしまうと、とぢらかを倒すまで戦ってしまいます。
場合によってはオスとメスでも戦うこともあります。飼うのであれば1匹だけの方が良いでしょう。
濾過フィルターが無くても飼うことはできますが、あった方が健康状態を保つことができます。その場合は水流を弱くしてあげた方がよいでしょう。
飼いやすさで人気があるメダカ、飼育する際の注意点は?
どの魚でも同じですが、今までいた環境(川や池、ペットショップなど)が変わると、最初は驚いてしまうことがあります。また、新しい環境に合わなくて弱ってしまうことさえあるのです。
そのため、メダカの場合は最初に迎える時の水に注意しましょう。
まず、水はカルキ抜きが必要です。バクテリアを定着させた水を用意しておいた方がよいでしょう。元の環境の水も少し入れてあげて、めだかに慣れてもらうようにしましょう。
ミネラルウォーターなら良いのでは?と考えるかもしれませんが、水がきれいすぎるのはNGです。メダカには適していません。
水道水を一昼夜放置しておくとカルキ抜きができます。又は市販の薬剤を使用してもよいでしょう。
メダカを飼うのであれば、酸素供給や隠れ場所、産卵場所に必要な水草を入れてあげなくてはいけません。その入れる植物に余計なものなどがついていないか、しっかりとチェックしましょう。
外来種の植物は日本の植物よりも注意が必要です。メダカに良くない虫がついていたり、農薬がついていることもあるからです。
植物を買う時には、原産地なども確認するようにしましょう。
飼いやすさと親しみやすさで人気の金魚、飼い方のコツは?
金魚に与えるエサには、人工飼料と天然飼料の2種類あります。
人工飼料にはフレーク状と粒状のものがありますが、フレーク状のものの方が金魚が反応しやすいようです。しかし、水の中で細かくなってしまうので、水質悪化の心配があります。
粒状のものの中には水の浮くタイプのものがあります。それであれば、もし食べ残しがあった場合でも取り除きやすくなります。水の中に沈んでしまうタイプのものもありますが、金魚が残さずに食べれる量をあげれるのであれば問題ないでしょう。
金魚に与えるエサの中でも、赤虫やミジンコなどの天然の飼料は美味しいので好んで食べます。しかし値段が高いので、毎日あげるのは大変かもしれません。
金魚はいっぱい与えればその分食べてしまうので、エサの量に悩んでしまうこともあるでしょう。パクパク食べる姿もかわいいものです。
1日に与えるエサの量の目安は、金魚の頭の大きさの約5分の1くらいです。しかし、一度に与えてしまうのも問題です。食べ残しが発生してしまうからです。
エサをあげてから3分以内に食べきれる量で、何回かに分けてあげるようにしましょう。