受験に落ちた…親が受験に失敗した子供に出来ることや考え方

受験に落ちた。

まさか!まさか!
親子で努力してきた分、現実を受け入れられないのはわかりますが、親として動揺する姿を子供に見せることも、不合格を責めることも子どもに対して絶対にしてはいけません。
世の中、努力が報われないことの方が多いのです。
努力は報われない。
でも、努力は力になる。
努力はウソをつく。
でも、努力したことは絶対に無駄にならない。

結果ではなく、過程を認めてあげ、この結果を子供の成長、そして親としての成長に生かしましょう。

受験に落ちた時のことを考えておくのも親の仕事。

中学受験にチャレンジできる立場にいる子どもですから、小さいころから頭がよく出来がいいと言われてきたのでしょう。

そんな子どもが初めて味わう挫折。

そんな時、親としてどのように子供と接すればよいのでしょうか?

一番してはいけないのは「不合格をなかったことにすること」です。

不合格と言う結果に子どもが傷つかないように、何事もなかったように振る舞う親が居ますが、これは絶対にしてはいけません。

不合格を受けた時点で子どもは深く傷ついているのです。
その気持ちを吐き出させることをせずに、何事もなかったことにしてはいけません。

不合格と言う現実を一緒に受け止めて、悔しがり、落ち込み、怒り、そして一緒に立ち直り次の目標を見つければいいのです。

子どもの合格を信じることは、大切です。
ですが、中学受験は頑張ったからと言って合格できるわけではない
のです。

不合格の時に、子どもとどのように向き合い、そして新たな目標を一緒に考えなければならないような状況があるかもしれないことを、親なら覚悟しておかなければなりません。

受験に落ちたくらいで親なら動揺してはいけない。結果より過程!

遊びたい、眠たい、ゲームしたい、ダラダラしたい、何もしたくない…

こんな気持ちをすべて我慢して、真剣に取り組んだ受験勉強。
結果が不合格だったとしても、受験勉強に取組んできたプロセスは評価に値するでしょう。

例えば、中学受験の場合、小学校3年生の後半から取り組むのが一般的ですよね?
小学校での勉強とは別に、塾の勉強をしていかなければなりません。

長期的に取り組まなければ中学受験を攻略することは難しいのです。
そして、長期間取り組んだとしても、必ずしも合格できるかと言うと、そういった保障はありません。

結果はあくまでも結果。
誰がどちらに転んでもおかしくない実力は持っているのです。

どちらの目が出るのか、あとは運しだいと言うところでしょう。

このように、チャレンジできる立ち位置に居られることが幸せであり、褒められるべきところなのです。

受験に落ちて一番傷ついているのは子供!親よりもわが子への思いやりが大事!

子どもの受験。

不合格と言う結果に、親が傷つきすぎてしまって、子どもへのケアが遅れてしまうことがあります。

あなたが欲しかったのは『合格』という結果だけですか?

合格 イコール 勝者

ではありません。

不合格 イコール 敗者

でもありません。

中学受験を試みる子どもは全国で10%も満たないのです。

全国の小学校6年生のうち、1割にも満たない子どもしかチャレンジできないことなのです。

このような立場に居られることが何よりも誇らしいと思いませんか?

結果はあくまでも結果。

小学校6年生だからと言って、全員中学受験ができるわけではないのです。
中学受験ができる、中学受験にチャレンジできるといった立ち位置に入れることを誇らしく思ってよいのではないのでしょうか?

志望していた中学校に入学できないとわかっただけの話です。

この試練を乗り越えた子どもは、きっと大丈夫。
受験でなくとも次の目標に向かって、歩みを進めることができる
でしょう。

子供が志望校に不合格。滑り止めの学校に行ったけれど…。

よく聞く話です。

第一志望の高校に不合格だった。

いわゆる滑り止めの高校へ進学。
子どもは楽しく通っているのに、お母さんが高校のカリキュラムを気に入らず編入させたいとモヤモヤしている話。

これは絶対にいけません。

不合格と言う現実を受け入れて、新しい世界に歩みを進めた子どもを尊重するのが親の努めです。

親がいかせたい高校で勉強するのが子どものためになると勘違いしてはいけません。

実際に高校に通い勉強し、友達や仲間を作って学生生活を送るのは子供なのです。
勉強だけできればいいという問題ではありません。

いわゆる滑り止めの高校だとしても、子どもが楽しく通っているなら万事OKなのです。
そんなに気に入らないなら、お母さんが高校生になればいいのです。

不合格で落ち込んでいるのは子ども。親と子で今を乗り切ろう!

思いが通じないとわかったら傷つきますよね?
不合格は失恋みたいなものでしょうか?

簡単に言えば、時が解決してくれるのを待つしかないこともあります。
また、しっかりと不合格という現実を受け入れられなければ、傷が癒えるのに時間がかかってしまいます。

不合格と言う結果だけれども、あなたが悪いわけではない。
頑張ったことに意味がある。
取組んだことに無駄はない。
今回は合格と言う形で結果を得ることはできなかったけど、どこかで必ず役に立つ。

間違っても合格した友達を引き合いに出したりしないようにしましょう。

「お母さんの頑張りも足りなかったわ。ごめんなさいね」と声を掛けてあげましょう。
きっと子どもは、救われるはずです。

また、一緒に頑張ろう!
美味しいものを食べよう!
たくさんゲームしなさい!
友達と遊んでおいで!

そうすると、子どもの中からまた、何かに取組もうという力が湧いてくるはずです。