仕事を半年で退職するのは今後のあなたにとってプラス?

入社して仕事を覚えた頃、わずか半年足らずで退職してしまう若者はたくさんいます。仕事を半年で退職するとその先待ちうけていることとは?

仕事を半年足らず退職してしまったらどうなるの?仕事を半年で退職してしまう自分は無能なの?

今置かれている状況をじっくりと考えてから行動に移しましょう。

仕事を半年足らず退職してしまったらどうなるの?

一生懸命就活し、晴れて就職ができたのにも関わらず、わずか入社半年で辞めてしまう人も実はたくさんいます。
新卒で就職した新入社員が仕事を辞めていく時期で一番多いのが、半年たった10月頃と言われているのです。

それはなぜなのか?
新卒で就職した後、ほとんどの場合研修が1ヶ月、長くても2ヶ月間あります。そして6月頃から実務に入るのですが、新卒のお客様扱いが終わったあたりから、だんだん社会人としての辛さもわかってきて、想像していた自分とのギャップに悩み始めるのです。
上司がパワハラ気質だと尚更。10月頃にはパタパタと辞めていってしまうのです。

辞めた後の道は人それぞれ。実家に戻って休養する人もいれば、フリーターとして生計を立てるひともいます。
半年で仕事を辞めてしまうということは、職歴に傷をつけてしまうようなものだということを忘れてはいけません。せめて結論を出すのはあと1年後でもいいのではないでしょうか。
転職する際にも必ず辞めた理由を聞かれますし、それが原因で書類選考さえ取らないこともあり得るのです。

仕事を半年で退職してしまう自分は無能?

仕事を半年で辞めてしまう自分は、なんて無能なんだ・・・そんな絶望を味わっているならそれは間違っています。
自暴自棄になるのはやめましょう。無能なんて感じること自体無駄です。

就職して半年では何の結論も出ていないのです。無能かどうか以前の問題です。

あなたはまだ何もその会社から学んでいないのではないですか?

どうしたらいいのかと悩んで葛藤しているからこそ、今自分が何をすべきなのか解決策を探しているのですよね。
悩んでいても仕方ありません。この経験を活かすことが大切なのです。

なぜこの仕事を選んだのか?なぜこの会社にしたのか?しっかり下調べはしたのか?を今一度確かめましょう。
きっと辞めてしまった理由や原因は、あなた自身が一番良く分かるはずです。同じ過ちを繰り返さないよう、反省をしたうえでもう一度挑戦することが大切なのです。

一番無能なのは、何も反省せずに同じ過ちを繰り返す人です。

入社半年で退職し、転職をする人はあなただけじゃありません。実はあなたの周りにも同じ経験をした人がいるかもしれませんよ。

大切なのは、これからどう立て直すかです。もう一度自分を見つめ直して頑張りましょう。

仕事を半年でやめてしまった退職理由も大切だけど・・・?

仕事を半年で退職した後、新たに就活し面接を受ける時があると思います。面接官には、必ず半年で仕事を辞めた理由を聞かれることでしょう。それはそうですよね、採用してすぐに辞められてしまっては困りますから。

再就職の面接では、退職理由に気を付けなければなりません。
退職理由を話す際は、「○○の経験を今後は活かし、○○の実績を出したい」「御社で○○の仕事をして成果をあげたい」など、前むか話で締めるように話していきましょう。

また、受け身や批判の言葉は使わないようにすることも大切です。○○しろと言われた・・・などは人任せな印象を与え、採用しても同じような不満を口にするのではと悪い印象を持ってしまいます。

退職理由の内容も大切ですが、話す時の表情や声のトーンも大切です。
人はその人の表情やしぐさ、声の大きさなどで第一印象を決めます。
心理学でも、人の見た目から入り、それから話し方や話の内容の順で印象を受けると言われています。一緒に働きたいと思わせるよう印象づけましょう。

半年で仕事を退職するのに少しでも不安ならとどまるべき?

半年で退職を考えるほど嫌な職場なら、我慢するより思い切って辞めるのも方法の1つです。しかし退職してそれで終わり・・・というわけではありません。始まりはここから、新たな戦いが待ち受けているということを認識しておくことも大切なことです。

上司が納得するもっともな理由を述べて退職届を提出し、その退職届が受けられることで同僚からお別れ会などを開いてもらえるかもしれません。退職祝いの花束ももらえ、その日だけはちょっとした主役です。しかし翌日からはもう無職という現実が待っているのです。

若者はこれからずっと仕事をして生計を立てていく必要がありますし、生きていくための対価を得る必要があります。定年退職とは意味が違うのです。
再就職を探すための活動を新たに始めるしかありませんし、資格取得の勉強が目的で退職したにせよ、ずっと働かない訳にはいきません。いずれば仕事を見つける努力をしなければならないのです。

今の職場を退職しても解決するわけではなく、人生が続く限り新たな一歩を踏み出すしかないということを覚えておきましょう。その道はもしかすると今より過酷かもしれません。その勇気がなければ、退職に踏み出すことは考え直した方が良いのかもしれません。

仕事を退職する理由は?あなたに本当にやりたいことがあるから?

仕事と続けることができないくらいどうしても我慢が出来ないから退職するんですよね?3年以上我慢はできませんか?今すぐにでも辞めてしまいたいですか?
もし我慢できる程度の理由なら、絶対続けるべきです。
そうでなければ、なるべく早い段階で退職し転職活動を始めましょう。

辞める時期が半年でも1年でも同じ。再就職の際に問題になるのは、期間よりも転職回数や退職した理由です。労働条件が採用時の話と全く違っていたなら、入社して1ヶ月で退職したとしても納得がいきます。逆に長く勤める理由に疑問が湧きます。

社風に馴染めなかったといった理由も耳にしますが、その場合、具体的にどんな点が気になったのかを改めて分析する必要が出てきます。
分析することで、次にどんな会社に転職すべきかが見えてきますし、その視点から考えれば、自分が会社を辞めるべきかの目途がつくはずです。

もしあなたが本当にやりたいことがあってそれをどうしてもやりたい!というなら辞めることも一つの選択肢ですが、それは会社で働きながらはできませんか?いやだから辞めるのなら一年後でもいいのではないでしょうか?もう一度自分自身の本音と向き合ってみましょう。