田舎と都会の生活の違いとは?学校や病院は不便?田舎調査!

田舎でののんびりした暮らしに憧れを抱くこと、ありますよね。

都会の喧騒で過ごす毎日に疲れて、ふと「田舎で家族とのんびり暮らしたい」と。

実際に田舎で暮らすと、どんなことがメリットで、どんなデメリットがあるの?家族で田舎に住むことについて子供の学校や医療などについて考えます。

田舎と都会の格差。学校、病院、交通機関など厳しい田舎

田舎は都会に比べてのんびりとした生活のイメージがあります。

すし詰めの電車での交通ラッシュはありませんし、人でごった返す混雑もなくストレスは少なそうにも感じます。

しかし、最先端の流行を取り入れたファッションや飲食店もほとんどなく、上映されない映画があったり、そもそも映画館が無かったり。

子供の教育では、のびのびとした学校生活が送れる一方で、人工が少ない分勉強面で競争も少なく、学習レベルが低く抑えられてしまうことがあります。

塾や習い事のレパートリーも少なくなりがちですが、コミュニティーのなかで助け合ったり工夫して行われることもあります。

交通機関や病院などの公共サービスの不足が叫ばれる地方も多く、今後高齢化する中で田舎生活は多くの問題を抱える地方が少なくありません。

特に病院や医療従事者の不足は、常に人員が足りないのが実状です。

田舎の学校や子供たちの生活には都会では得られない魅力もある

田舎の通学路は、都会では考えられない楽しみがあります。

田舎の学校は、学区や交通機関の関係で徒歩通学が当たり前。小学生が片道40分の道程を歩いて通学するのも珍しくはありません。

近所の友達数人で待ち合わせ、集団登校で通学することもよくあります。

道のわきに茂る草花や虫たち。小川も子供たちにとっては魅力的な道草スポットです。

都会では見られない自然の中での発見や驚き。そこで得られる知恵や工夫は、その後の人生の中でも得難い経験になるはずです。

中学や高校になるにつれ、田舎では学校の数が減るため通学に時間がかるようになったり、最寄り駅などへ親が送り迎えをする必要が出てくる場合もあります。

田舎への移住を考える場合などは、そういった点も考慮に入れる必要はあるでしょう。

しかし、失われつつある小さなコミュニティで助け合う生活や、自然に溢れ四季を感じる暮らしは充分魅力あるものだとも言えるでしょう。

都会から田舎への移住。親が不安なのは、やはり学校と医療?

田舎の小中学校では、学業に専念するというよりも、のびのびとした教育方針を取り入れていることが多いものです。

生徒も少なく、先生たちとも濃密な関係が築けるという利点もあります。

ただ、場所によっては通学に時間がかかったり、高校からは遠方の都市への通学が必要になったり、寮などで過ごす場合も多くあります。

田舎での生活で不安に思うのは、やはり医療施設のこともあるでしょう。

急病の場合に遠方の病院まで行かねばならなす、命に関わる事態になったら…。そう考えることもありますよね。

また、重病ではなくとも歯科医院や小児科などが遠いのは、不安だし不便。

田舎暮らしには魅力的な面もたくさんありますが、そういった不安を解消するためにも事前に医療機関の有無や、緊急体制などを調べておく必要がありますね。

田舎じゃなくたって都会でも素直ないい子は育つ!

田舎住まいをしていて、子供たちものびのびと育てている!という人でも、田舎がいいことばかりではないという意見もあります。

住人が少ない小さなコミュニティであるからこそ、他人の家の事情にも入り込んでくる人がいるというのです。

親密度が高いからこそ起こる弊害かもしれませんが、子供の学力や進路などについてもズカズカと意見を言っている人も少なくないとか。

特に中年以降の年代になると、そういうタイプが顕著にいるようです。

そんな大人を見てなのか、田舎の子どもには自己主張が強い子や、プライドが高い子も多いとのこと。

都会住まいの友人や知人の子どもたちを見ていると、田舎の子どもたちよりもよっぽど素直だと感じてしまうのです。

もちろん、単純に「田舎だから」「都会だから」ということだけで括れないことではありますが、それぞれの空気が肌に合う・合わないには個人差もあるんでしょうね。

田舎では近所の人たちみんなが親のようであり友達にもなる

田舎ならでは、と思えるのが個人で店舗などを開いている仕事の場合、小さな子供と一緒にいられる時間の長さも魅力の一つなようです。

店番をしている横で3歳、4歳の子どもが父や母の仕事している姿を見られるのです。

手が空いていればちょっとした会話もできるし、簡単な作業であれば興味を持って手伝ってくることも。

やってくるお客さんとのやり取りする姿を見て、人との触れ合いや会話を学ぶこともあるでしょう。

田舎では同年代の子どもが少ないことも多く「友達がいなくて寂しいのでは?」と言われることもありますが、人とコミュニケーションを取る経験はとても濃密なものがあります。

いつものお客さんと。
イベントなどに出店して出会う人々。
小さな集落では、役場の担当者だってお友達。

保育所や幼稚園ではないけれど、逆に貴重な経験ができているのでは?とも思えますね。
両親や兄弟だけでなく、近所の多くの人たちが親のような目線で見守ってくれる環境は、望んでも得られない貴重なものだと言えます。