程よくダメージ加工されているデニムってかっこいいですよね。そのアイテムを一つ取り入れるだけでワンランク上のおしゃれになります。
自分の理想のダメージデニムに出会えなかったり、出会えても高くて買えないということもあるでしょう。でも大丈夫!ない時は自分で加工すれば良いんです!
自分で出来るデニムのダメージ加工についてまとめました。
履かなくなった手持ちのデニムや安いデニムでまずは試してみてください。
デニムのダメージ加工に必要な道具は?
ダメージ加工というと専門用具は必要な感じがしますが、家にある物や100均などでも簡単にそろえる事が出来ます。
まず穴を開けるダメージを作るにはハサミやカッターを利用します。好みのほつれを出すためにはピンセットや毛抜きなどを利用して横糸を一本ずつ好みのダメージになるように出していきましょう。
チョットしたダメージを出すならおろし金を利用して、擦り切れた感じを作ってみて下さい。
色を落とすならメラミンスポンジやサンドペーパーが手軽です。
いきなり程よいダメージ加工を作るのはなかなか難しいので、お手本とするダメージジーンズをスマホの画像などで用意するといいですよ!
またカッターなどを使う時は、裏まで貫通してしまわないように厚紙や段ボールなどを挟んで使用しましょう。
簡単に加工可能!デニムをダメージジーンズにする方法
もっと簡単にダメージ加工をしたいという方におススメなのが洗濯機を使った方法。
まずは自分の好みの位置にハサミを入れてダメージを作ります。
そして後は洗濯機に入れて洗濯をするのみ!むかし穴の開いたジーンズが洗濯をするたびにほつれが大きくなっていきましたよね。
同じように切込みを入れたダメージも洗濯をするたびにイイ感じになっていきます。
白い横糸が目立つクラッシュを作りたい場合は上記したようにピンセットなどを使って、一本ずつ横糸をダメージ部分からほぐしていきましょう。
この方法だと、時間は少々かかりますが自分の好みの大きさのクラッシュを作る事が出来ますよ。
糸をとる時もやすりを使うと自然な感じに仕上がりますのでお試しを!
コツは大きな切れ込みを入れるよりも、小さな範囲で2か所に切込みを入れて少しずつ大きくしていく事です。
裾をダメージ加工してカットオフデニムを作る方法
最近はやっているのがジーンズの裾を切りっぱなしにしたカットオフデニム。
こちらのダメージジーンズも自分で作る事が可能です。
しかし適当に裾を切るだけでは丈が短くなり過ぎてしまったりと失敗してしまう事もあります。必ず切る前に好みの長さに印をつけてから始めましょう。
印をつけたらほぐす事を考えて、ほんの少し長めにカットしていきます。真っすぐにチョキンと切ってしまうと素人感が出てしまうので、わざとザクザクと切れ目がガタガタになる事を意識してカットします。
イメージがわかない時は、やはり見本になる画像などがあるといいですね。
カットが終わったら裾をほぐしていきます。この時も全体の感じを見ながらピンセットを使って横糸を1本ずつほぐしていった方がイイ感じに仕上がります。
初めてダメージジーンズを作るときは安いデニムを加工しよう
始めてデニムのダメージ加工をする時は失敗も考えて安いジーンズを利用する事をオススメします。
お気に入りのジーンズや高いジーンズを使って失敗しまうと、切ったり穴を開けたりしているで取り返しがつきません。まずは手持ちの安いジーンズや、今すでに少し天然のダメージがあるものを使うと良いでしょう。
加工の仕方は先ほども紹介したように、ダメージを施したい場所をカッターやハサミなどで切込みを入れます。
それだけでは「切りました!」という感じがものに出てしまうので、切込みを数か所入れて後は適当にほぐしていきます。
糸をほぐしてクラッシュを作る時は、しつこいようですがピンセットを使うとお好みの感じを自由自在に作る事が出来ますよ。
ちなみに私は手でワイルドに手で割いていたら、もろくなったジーンズの切れ目から縦に亀裂が入ってしまい失敗に終わりました。
ワイルドさがポイントのダメージジーンズですが、作る時は繊細さが必要です!根気よく糸をほぐしてください。
デニムのダメージ加工に失敗してもワンランクおしゃれにする技も
ダメージ加工をしたデニムはそのダメージを作った個所からダメージが広がってデニムがクラッシュしてしまうことがあります。
デニムは頑丈だといってもやはりダメージ加工はデニムに傷をつけて加工しますからダメージ完成後に履いてているとそのダメージ個所から破れて、穴が広がっていくことがあります。
そこでデニムのダメージ個所が大きく開く前にいいアイデアがあります。
デニムの裏側からデニムに当て布をしてデニムの雰囲気を変える
膝など破れやすい箇所に裏側から自分のコーディネートにあうような当て布をあてて補強しましょう。当て布をすることにより、ワンランク上のおしゃれコーディネートが完成します。これができるようになるとおしゃれの幅が格段に上がること間違いなしです。
当て布の選び方のポイントは2つあります。
・デニム生地+デニム生地
ダメージ個所に裏から色の濃さの違うデニムで補強することにより表から見ると自然なアクセントとなります。
ポイントは色の濃さをある程度合わせることです。色をある程度合わせることにより不自然さがなくなります。初めての人はデニムの裏から補強する前に色合わせをしてみて不自然なグラデーションにならないかチェックしてから補強しましょう。
補強する糸の色選びも重要なポイントです。できるだけデニムに近い色で補強するといいでしょう。
・デニム生地+色合いや素材の異なる生地
デニム素材+素材や柄物の補強の組み合わせができるようになるとあなたはおしゃれ上級者です。
色合いの違う生地や雰囲気の違う当て布を補強に使えるようになるとあなたの持っているダメージデニムの雰囲気はガラッと変わります。
ただし注意しなければいけないのは補修の生地選びにセンスが必要なことと補強する糸の雰囲気も頭の中で組み立てながら補強しないとかなりの違和感が出てしまいます。
ダメージデニム加工が上手になった人は一度試してみてはいかがでしょうか。ここまでデニムをカスタマイズできると世界で唯一のおしゃれデニムを自分で生み出せるかもしれません。
ダメージ加工のデニムを長持ちさせる洗濯方法
好みのダメージジーンズを作ったら洗濯方法に注意が必要です。出来上がったジーンズをガラガラと洗濯機で洗濯をすると、丁度良かったダメージジーンズがやりすぎのダメージジーンズにあっという間に変化していきますよ!
これ以上のダメージが加わらないように洗剤もオシャレ着用の洗剤などを利用します。
そしてジーンズは裏返して、なるべくダメージ部分が表にこないようにネットに入れて洗濯をしましょう。
ここまで丁寧に扱っても、いつもの標準コースで洗濯をしてしまうと手順が無駄になってしまいます。
洗濯機のコースはドライや手洗いコースを使う事をオススメします。こうする事で摩擦が少なくなり、好みのダメージをより長く楽しむことができます。
もちろん沢山の洗濯物と一緒に洗濯をすると、それだけ摩擦が多くなって生地が傷みますので単独で行う方がいいです。
気になる汚れがある時は洗濯機に入れる前に、手洗いでポイント的に染み抜きを行っておきましょう。
洗濯が終わったら、色あせや生乾き防止の為裏返して日陰の風通しの良い場所で乾燥させてください。