パワハラを受けていると、どうにかして今の会社を退職する前に仕返しをしたいと考える人も多いようです。
自分で行動を起こす人もいれば、違う方法や人によっての考え方も千差万別です。
あなたがパワハラをしてくる上司へ退職する前に仕返しをしよう!と考えている人へ
これを読んでもう一度よく考えてみませんか?
仕返しをしたい気持ちはわかりますが、そのことにとらわれ過ぎると自分がするべき事を見失ってしまいますよ。
パワハラの仕返しをしたい!退職する時に上司を罰してから辞めたい時は?
自分が、上司からのパワハラに耐えられず、退職する道を選んだ時、どうしても上司に対して「仕返ししてやりたい!」と言う気持ちが湧き上がってきてしまいますよね?
人間ですから、仕方ありません。
そんな時には、正攻法でいきましょう。
パワハラを受けたと思う上司を訴えるのです。
あなたがどうしてもパワハラを受けた上司に仕返しをしたいと心から思っているならば
それにはパワハラを受けていたという証拠をあなた自身が用意しなければなりません。
パワハラを受けている時の上司の発言をボイスレコーダーに記録しておきましょう。これは一度や二度の暴言ではパワハラとして認められないかもしれません。上司から受けた圧力や仕打ちをしっかりとメモに残しておきましょう。
それらの証拠を用意して、弁護士へ相談に行きましょう。
証拠が足りなければ集める必要がありますし、訴えるに至らないと言われれば諦めるしかありません。会社に対して、上司からのパワハラの被害を訴えてもなかったことにされる可能性が高いです。
弁護士を立てて訴えるか、公的機関の『パワハラ相談窓口』を利用して相談してみてください。
パワハラの仕返しは、退職してもっと良い条件の会社に就職すること!
職場環境って、仕事の内容よりも大切ですよね?
人間関係が円満だからこそ、仕事のパフォーマンスを上げることができるのです。
上司から、パワハラやモラハラを受けたり、暴言を吐かれたりするために会社に通っているわけではありません。
上記でも紹介しましたが、パワハラを受けた上司を訴えるというのは、退職する前だろうが退職後であろうが上司へ直接ダメージを与えることができ「仕返ししてやった」と言う達成感を得ることができるかもしれません。
ですがこの方法は最初は「仕返ししてやった」という気持ちになるかもしれませんが、意外なほど後で自分が後悔するのです。
そんなかわいそうなパワハラ上司は放っておいて、自分の幸せを探してみてはどうでしょう?自分の幸せは今の会社を退職してもっと条件の良い会社へ転職するということです。
転職すると今よりも条件の悪いところで働かなければならないという心配もありますが、そんなことはありません。
我慢して退職することを頭に置き、今の仕事をしながら次の就職先を探すことは可能です。転職してキャリアアップを目指すのも、上司への最高の仕返しなのではないのでしょうか?
パワハラする上司への仕返しはあなたが退職する時に罰を下さなくても上司に返ってくる
「仕返しをするとまた自分に帰ってくる鏡の法則」
皆さんは「鏡の法則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
簡単に言うとあなたが相手に不快な行為をしたり、いじめたりしたことは後になって自分に帰ってくるという法則です。会社の上司に自分がパワハラをされたり、暴言を常にあなたに行ってくる上司は必ずその人にも同じようなことが返ってくるのです。
「因果応報」
「原因と結果の法則」
「身から出たサビ」
皆さん一度はこういう言葉を聞いたことがあるでしょう。これは最近できた言葉ではなく、言葉は違うことがあっても昔からずっと語り継がれている同じ意味合いを持つ言葉なのです。この法則は過去から現在まで不変です。
あなたがパワハラをする上司に仕返しをしたとするとまたその行為が自分にいつか帰ってくると思っておいた方が良いでしょう。そんなパワハラをする上司に仕返しするという行為自体が退職する前だとしてもあなたの価値を下げてしまいます。そんな同じ土俵に乗ってしまうとあなたにもいつか同じようなことが起こってしまいます。
はっきり言ってその行為はあなたの時間の無駄です。
あなたが自分で上司のパワハラに対して退職する前に手をくださなくてもその上司は無能です。無能なパワハラ上司はどんな形にせよ間違いなく天罰が下るでしょう。
パワハラ上司への仕返しを退職する前にした友人の体験談とは?
「どんなに仕事をしても、認めてもらえない」
「指示通りに仕事をしたのにも関わらず、罵倒される」
「仕事の成功は全部上司の手柄」
「失敗するとわかっている方法で上司が仕事を進める」
「公休日なのに、無意味に出勤させる」
「取るに足らない失敗を上げ、仕事ができないとみんなの前で怒鳴りつける」
このようなことが積み重なって、私の友人はキレました。
仕事をするのをやめたのです。友人が仕事をしても、しなくても自分の給料は上がりません。
どんなにイヤな思いをして仕事を頑張ったところで、自分の給料は上がりません。
会社の利益のために働いていましたが、手柄は上司に横取りされるし、頑張る意味が見出だせなくなったので、私の友人は退職を決意すると同時に仕事をすることをやめました。
退職するまでの間は頑張って注文を注文は取らずに、付き合いの濃いお客様だけのリクエストに応え、あとは断りました。
もちろん上司のパワハラは続いたそうです。
しかし、そうすると部署の売り上げや仕事が減り、パワハラ上司の評価が下がりました。
そうしながら自分の心に余裕を持たせてから、私の友人は今の仕事を退職し、再就職活動をしました。
どうしてパワハラがおこってしまうのでしょうか?
どうして、パワハラがおきてしまうのでしょうか?
パワハラは、上司が仕事が出来ないストレスを部下で発散するというきっかけで始まることもあるようです。
「自分よりもできる部下のことを思わしく思っていない」
「部下の方が自分より売り上げを上げている」
「今まで自分を指名してきた顧客が、自分ではなく部下宛の仕事が多くなってきた」
「面白くない」
「あいつのほうが客から好かれている」
パワハラはこういった感情から始まることが多いのです。
こうなると、パワハラはエスカレートしてしまいます。
対処が必要なのは、パワハラを受けている自分ではなく、パワハラをしてしまう上司なのです。
「この人は病気だ」
そう思って接するようにしてください。
ただ上司が無能なだけなのです。あなたの方が有能なだけなのです。
それを認める器量も仕事への余裕もあなたのパワハラ上司は持ち合わせていません。
上司の態度が自分に対してパワハラだと感じたら?
パワハラを受けると「自分が悪いから上司に怒られているんだ」と言う思考回路に陥ることもあります。
これは、DVと同じで「オレはお前のために言ってやってるんだ」と言う筋の通らない教育目的として筋を通します。
上司から、注意を受ける時に、机や書類をバシバシ叩きながら叱責されたり、人格を否定するようなことを言われてはいませんか?
仕事でミスをしたとしても、今の時代は怒鳴られるということ自体が異常なのです。
はっきり言っておくと『上司』だからと言って、すべてにおいて偉いわけではありません。その上司は偉ぶりたいだけなのです。
「パワハラ」をする人は自分がパワハラをしていると思っていないこともよくあるパターンです。おそらくパワハラをする人は過去の上司にも、もしかするとその人自身がパワハラを受けていたのかもしれません。