親が離婚すると子供も結婚後の離婚率が高い?複雑な親子問題

親の離婚を経験した子供は、自分が結婚をした場合も離婚をしてしまう!そんなケースが多いって本当でしょうか?

どうして親が離婚をすると、その子供の離婚率が高くなるのか理由が気になりますよね。

またそうならない為に離婚した親がとる行動についてもご紹介いたします。

その他にも結婚式に欠かせない、離婚した親の席順についても調べてみました。

親が離婚をすると子供も結婚後に離婚をする確率が高い?

離婚による影響については様々な分野でたくさん研究がされてきました。

心理学では長年一貫して証明されてきたことが一つあるそうです。

それは、「親が離婚すると、子供の離婚率が上がる」ということ。

アメリカの研究データでも、両親が離婚している場合、その子供の離婚率が70%もアップするとされています。これは驚くべき数字ではないでしょうか。

他の研究でも、夫婦のうち片方の親だけが離婚した場合69%も子供の離婚率が高まると言われています。
親の離婚が子供の離婚率を高めるという研究データは、数えきれないほどたくさんあるのです。

ではなぜ親の離婚率と子供の離婚率が連動するのか。

仮説の一つとしては、人間関係を形成する能力が不足するのではとされています。
人間関係を上手く築く際に必要不可欠になるのが「親」なのです。親の役割が重要であり、仲の悪い親の元で育つことで、子供は上手く関係を築く方法を学ぶことができなくなるのです。その結果離婚率が高まるというのです。

親と同じように離婚しない為の方法は?反面教師にできるかどうか

親が離婚していると子供の離婚率も高まると説明してきましたが、それはあくまでの「可能性」です。

結局は、人のせいにせずに、自分なりに原因を追究して改善していくことが大切なのではないでしょうか。親の離婚を反面教師にできるかどうかはあなた次第なのです。

親が離婚しているからと自信を無くしたり後ろめたい気持ちになる必要はありません。
あなたにはあなたの人生や道があり、自信をもって歩んでいくことが一番なのです。

人のせいにしてはいけません。人から聞いたことを鵜呑みにしてもいけません。

親の離婚もそうですが、身近な人が離婚しているとどうしても離婚に対するハードルが低くなります。
一方で、離婚して苦労している姿を見るからこそ、離婚という選択が取りにくくなってしまう面もあります。

他人同士で結婚するわけですから、生活をしていてぶつかることは当然でてきます。
その際に「どうしてこんな人と結婚なんてしたんだろう」と悲観せず、夫婦で話し合って解決する意識を持つことが大切なのです。

相性が合わない人と結婚するのは、親の離婚を気にする以前の問題です。
また、優しい人を選ぶことも確かに重要ですが、何か問題があった時に逃げずに「話が出来る人」を選ぶことも大切なことです。

親が離婚をすると子供への影響は?結婚後の離婚率が増える他の影響

アメリカのある心理学者によれば、離婚は子供にとって両方から捨てられてしまうのではといった不安を与えてしまうことになり、将来的に学業成績が悪化したり社会的地位が低くなってしまう傾向があるといった研究もされています。

また日本の研究でも、両親の離婚後1年目はほとんどの子供が混乱状態に陥ってしまい、ストレスを高めて不適応状態に陥ってしまうとされています。2年目には徐々に落ち着きを取り戻すとされていますが、悪条件が揃う事で10年、15年と長期化することもあるとされています。
親の離婚という危機体験が一時的なもので収まらない可能性もあるのです。精神的な問題を抱えたまま大人になってしまうケースもあるのです。

離婚によって家庭での仕事や食事、就寝時間など大きく変化します。
それまで当たり前だった生活がガラッと変わり、家庭の温かみを感じずに育つ可能性もあります。

自分た親しんできたものを離れるのは大きなストレスであり、片親を失うと、もう一方の親にも捨てられるのではといった不安が常に付きまとってしまうことにもなります。

両親が日々喧嘩している緊張状態の中で育つと、気どもは怒りや孤独を感じやすくなり、いじめを誘発するような成長を促してしまうことにもなります。

親の離婚による影響は、子供の離婚率が高まるだけではなく、様々な影響を及ぼすことになるのです。

こんな事も子供の離婚の原因につながっている可能性も?

娘を持つご家庭なら実感することだと思いますが、夫婦よりも母と娘の絆の方が強くなりがちです。

妻が実家に入り浸ってしまう事が原因で離婚するケースも増えていますが、これは実家に入り浸る娘だけが原因とは限りません。母親の方にも原因が潜んでいます。

特に母子家庭の場合はその絆が強く、娘は自分を一生懸命に育ててくれた母を大切に思いますし、自分が嫁いだために一人になってしまった母親を心配してしまいます。

その気持ちを持つのはとても素敵なことですが、その気持ちが人一倍強いがために、夫よりも母親を優先してしまうのです。
自分の家庭をないがしろにし、家事全般を放棄してまで母親の様子を見に行く行為をされると、さすがに夫も黙ってはいられないですよね。

母子家庭の場合は娘の行動を容認するどころか助長させることも多いので更に厄介です。
離婚後は娘を育てるために必死に生活してきた母親です。母親にとって娘がすべてであり、母親自身も娘に依存していることが多いのです。
娘が独立しても新しいスタートを切ることができず、一人ぼっちになってしまった寂しさを埋めることができないのです。

ただでさえ母子家庭の子の離婚率が高いのに、母親の依存心が気持ちを後押ししてしまう可能性もあるのです。

離婚した両親を子供の結婚式に招待する時の席問題とは?

お母さんと離れて暮らしていて両親として出席してもらうのであれば、お母さんも家族席に座ってもらうことになります。
ただし、元夫婦が父と母として並んで座ることになりますので、両親の関係性が良好でなければできません。

両親が同じテーブルに並んで座るのを拒否するようであれば、お母さんに別の席に座ってもらうしかありません。

招待する人数にもよりますが、少人数の式であれば、大きな丸卓にして少し席を話したり、母親としての役割をしらもらわないのであれば、友人席などに座ってもらうのもいいかもしれません。

式に出席しているのに親として扱われないのは、どんな事情があるにせよ少々残酷です。一般の親族や友人と同じ扱いにするのではなく、できれば可愛い我が子の為に数時間だけ我慢してもらうよう説得を試みるのも必要です。

最後に両親として挨拶やお見送りをお願いするのであればなおさら。だって別々の席から出てくるのは誰がみても違和感がありますから。よく話し合って決めましょう。