会社の電話をとるのが怖い・・・それは電話恐怖症かも!?

会社の電話をとるのが怖い・・・そんな方も多いのでは?

確かに、誰からかかってくるかもわからないですし、新入社員なんかの場合は相手が何の話をしているのかさえわからないこともあり、不安を感じてしまうのも仕方が無いでしょう。

もしかしたら電話恐怖症という可能性も・・・!?会社の電話をとるのが怖いと感じている人が、知っておきたい情報をお届けします!

会社の電話をとるのが怖い・・・もしかしたら電話恐怖症かも?

電話をとるのが怖いという人は、もしかすると電話恐怖症かもしれません。この電話恐怖症というのは、不安障害の一つです。電話に出るのが怖い、電話をかけるのが怖いという症状が表れ、人によってはプライベートな電話は大丈夫でも職場の電話は出来ないという人もいます。

この電話恐怖症は、会社勤めの若い女性に多く見られます。女性は電話対応を任されることも多く、特に営業関係の職場であれば件数も多くなり大変です。そのため、緊張のし過ぎで電話が怖くなってしまうことがあるのです。

では、実際にあなたは電話恐怖症なのか簡単にチェックしてみましょう。

電話が鳴るかもと恐怖を感じますか?電話が鳴ると心臓がバクバクすることがありますか?周りの人が、自分の電話応対に注目しているように感じますか?

このような症状が出る人というのは、過去に電話で失敗してしまった経験があったり、もともと電話を苦手としていた人に多い傾向があります。

電話に出ようとすると声が出なくなったり、冷や汗をかいて、初めて自分が電話恐怖症だということに気付く可能性もあります。

どんな病気も早期発見、早めの対処が大切です。ちょっとおかしいな・・・と思うようであれば、一度自分自身でチェックしてみてください。

会社の電話が怖いと思う人の心理とは・・・

電話が怖いと思う人は、「何を言われるのかわからないから取るのが怖い」と思っている人が多いようです。

まだ仕事に慣れておらず、社内や取引先の相手と人間関係が出来ていない中で電話をとるとなると、「自分が知らないことを話される可能性が高い」のです。

社内の人に取り次ごうとしても名前がわからずに何度も聞き返してしまったりなどすることから、電話に対して恐怖心を抱いてしまいます。その為、電話を取りたくないと思ってしまう人が多くいるのは事実です。

それに加えて、過去に電話で嫌な思い出がある人はなおさら電話を取りたくないと思うことでしょう。

例えば新人の時に、電話を取らないでいたら上司に「早く電話をとりなさい!」と怒られて電話をとったものの、結局相手と話が上手くかみ合わずに大変な思いをしたとか・・・。

そのような苦い思い出があると、電話に出ることが出来なくなってしまうのです。

会社の電話に出るのが怖い!新入社員が覚えておきたい事

よく、「新入社員は電話をとれ」と言われたりしますが、最初は本当に電話をとるだけで良いのです。何か質問された際には「ただいま確認いたしますので、少々お待ちください」と言って、他の社員に回してください。クレームが来た場合も同じです。

わからないことを、無理に答えようとする必要はありません。適当なことを言ってしまって相手を困らせる方が大変です。

電話がかかってきたらまずはメモを手に取り、相手の言うことをしっかりと聞きましょう。そして「少々お待ちください」などの一言を添えてから保留ボタンを押して、担当や詳しい社員に繋ぐようにしてください。

また、電話対応のマニュアルを渡される会社もあるでしょう。「相手にこう言われたらこう言う」「〇〇について聞かれたら、××部署へつなぐ」といったようなものです。マニュアルを覚えるだけで、大体はクリア出来ます。慣れるまでは手元にマニュアルを置いて、見ながら電話に出るようにすると焦らず、安心でしょう。

しかし、マニュアルを読んでいるとつい早口になってしまうことがあるので、出来るだけゆっくり話すようにしてください。失敗してもクビになることはありません。相手もあなたが新人だということを電話のやり取りでわかってくれますので大丈夫です。

電話が怖いと思ってしまっているかもしれませんが、まずは出ることに慣れなければ克服出来ません。勇気を持って電話に出てみましょう。

会社の電話が怖い!電話恐怖症かどうかチェックしてみましょう

1.会社の電話で噛んでしまうことがあり「また噛んでしまったらどうしよう・・・」と、いつも緊張している人。

2.電話が頻繁にかかってくる職場で、苦痛に感じて電話に出られない人。

3.クレームが来ることが多く、「お客様からまた怒鳴られるかも」と思うことで電話の呼び鈴が鳴った時点で恐怖を感じる人。

4.電話では相手の声が聞き取りにくいため、何度も聞き返すことで相手に不快感を与えてしまうかもしれないという不安がある人。

5.小さい頃に親の借金の取り立てなどで頻繁に電話が鳴っていた経験から、電話が鳴ること自体がトラウマになっている人。

6.通話相手がわからない為、電話をとることが怖い人。

あなたはいくつ当てはまりましたか?そんなことを言っている私も、もしかしたら電話恐怖症なのかもしれません。会社では英語で電話がかかってくることもよくあり、発音が聞き取りにくい人なんかの電話は苦痛で仕方ありません。

そして、知らない番号から電話がかかってきても絶対に出ません。ネットで調べて、どこからかわかった時点でかけ直すようにしています。こんな風に、知らない人と話すことを苦痛を感じている私は電話恐怖症なのかもしれませんね。

会社の電話に出るのが怖いと思っている人に、試してほしいこと

●着信音を変える

電話の着信音を聞くことで、過去に失敗した経験を反射的に思い出してしまうことがあります。ネガティブな経験を思い出すという行為は、反射的に起こるものなのです。

そこでおすすめなのが、電話の着信音を変えてみるということです。着信音を新しくすることで、「失敗した自分」のイメージが無くなるのです。そして新しく「楽に電話が出来る自分」を関連づけるのです。このように、反射的に呼び起こされるイメージが変わります。

●肩の力を抜くための工夫をする

電話恐怖症の人というのは、緊張する事で肩や首に力が入り過ぎていることがよくあります。

その為、隣の席の人に「電話をしている最中、肩に力が入っていたらそっと揉んでほしい」と頼んでみてはどうでしょうか?自分が電話でカチコチになっていることに気が付いた時点で、隣の人に肩を揉んでもらってリラックスするという方法です。

リラックスしながら不安を感じるということはありません。もし人に頼みづらいようであれば、「肩の力を抜いてリラックス!」などと書かれたメモをデスクの見やすい位置に貼っておくと良いでしょう。