事務の仕事は資格がないと大変?有利な資格は?事務の仕事とは

事務は簡単で楽というイメージを持っている人もいると思いますが、経験がないと難しいのでしょうか?

事務職には色々な種類がある!?それぞれの仕事内容は?

事務職として就職や転職する場合は実務経験や資格が必要かどうか調べてみました。

事務の仕事は実務経験がないと難しい仕事ですか?

事務の仕事は、自分で難易度や守備範囲を決めることが出来ると思います。というのも、一口に事務の仕事と言っても事務の仕事は範囲もレベルも多岐にわたるからです。

そのため、楽したければそれなりの仕事があるし、スキルアップしてバリバリ働きたいならそれに見合う仕事があります。

実際、勉強している事と実務経験は違います。例えば経理の勉強をしていてもいきなり実務で完璧にこなすのは無理でしょう。

企業側も実務経験がなくても勉強してきていれば、何も知らない人よりは専門用語位は知ってるはず程度に思っているはずです。ただ勉強していた人に実際に即戦力になるとは期待していないでしょう。

ですから、仕事で成長するかどうかは自分次第です。

一般事務は誰でも出来そうだけど実際は楽?難しい?

一般事務の求人募集に「誰にでもできる簡単な仕事です」などの謳い文句が書かれている事が良くあります。

世間的に事務は楽な仕事というイメージがあるようで、「今の仕事が辛いなら事務に転職したい」「特別な資格が必要ないみたいだけどどうしたら事務に転職出来る?」という言葉を聞くことがあります。

私は何社か転職経験があり、それぞれの会社でやっている業務内容は違いましたが、職種としてはずっと事務として働いてきました。

私が一般事務としてやっていた仕事について、楽か?簡単か?誰でも出来る仕事か?と聞かれれば、はいと答えるでしょう。

簡単や楽の基準は人それぞれ違うので一概には言えませんが、私は事務の仕事内容が辛い、難しいなどを理由に転職したいと思ったことはありません。しかし、仕事内容が合わずに辛くなって事務職を辞めたいと思う人がいるのも事実です。

どんな仕事にも責任が生じますし合う合わないがあります。簡単や楽の意味やイメージを間違っていると、仕事が詰まらなかったり難しいと感じることもあるでしょう。

事務の仕事にも種類がある!事務職の中では何が難しい?

一口に事務職といっても、実は様々な種類があります。事務職に就職や転職したいと思っている人は、自分がイメージしている事務職とその仕事内容にギャップがないか確認した方が良いでしょう。

一般的に知られている事務職だけでも以下の種類があります。もっと細かく言えばこちらに紹介していない事務職もあるのです。

・一般事務~資料作成、データ入力、伝票処理、電話応対など
・営業事務~在庫管理、受発注業務、売上業務、請求書作成など
・経理事務~原価計算、勘定振分業務など
・庶務~伝票処理、出張精算、データ入力、ファイリング、電話応対など
・予約受付~来客対応、スケジュールチェック、雑務など
・医療事務~受付、会計、カルテ管理、診療報酬請求など
・貿易事務~英文での船積書類作成、船積手配、英語での納期回答など

仕事内容は一例です。大手企業の場合は仕事が細かく分かれている場合もありますが、会社によって事務でも上の一般事務・庶務・営業事務などをひとまとめにして事務の仕事としている会社などもあります。事務職の募集内容をしっかり確認して不明点は質問するようにしましょう。

調剤薬局事務で働くのは難しい?仕事するのに資格が必要?

調剤薬局で働くというと何か特別な資格が必要そうなイメージですが、調剤薬局事務の場合は資格が無くても出来ます。

しかし、実際にはレセプトと呼ばれる保険料請求などの業務があるため、知識や経験、資格などを応募資格として設けている求人も多いです。そのため、調剤薬局事務に関する資格も沢山存在しています。

調剤薬局で働いたことが無くても、ある程度の知識や経験があるなら即戦力となるでしょう。

最初に言った通り、無資格未経験でも働くことは可能な仕事です。しかし、現実的に無資格未経験の人が採用になるかどうかは別問題で、調剤薬局事務経験者や調剤薬局事務の有資格者の方が有利な仕事です。

また、調剤薬局事務の正規雇用は少なく、パート採用などの雇用が多くなっています。

総合的に判断すると、調剤薬局事務として働くのは難しいのもではないと思います。ただし、自分の希望通りの雇用をしてもらうには資格がないと厳しいかもしれません。

事務の仕事がしたい場合はどんな資格を取得しておくと良い?

一般事務に就職や転職を考えていて、有利になる資格を取りたいと思ったら、まずは簿記の資格取得をおすすめします。

簿記の資格の中にも数種類あり、日商簿記、全商簿記、全経簿記などがありますが、一般的な日商簿記をお勧めします。事務職の必要資格として「簿記3級以上」と書かれている場合もあれば「日商簿記2級以上」など簿記の資格の種類を指定している会社もあります。

日商簿記には級のレベルが1~4まであります。4級から1級に向けて高度なレベルが必要となりますが、4級は簡単すぎて資格取得してもあまり意味がありません。資格取得する場合は最低でも3級、出来れば2級取得を目指すと良いでしょう。

なお、簿記は参考書などを使用して独学で勉強することも可能です。3級レベルなら独学でも取得することが可能です。

しかし、2級や1級になると独学では難しいレベルになってきます。独学で2級を合格している人も数少なくありませんが、確実に資格取得を目指すならスクールに通うのがおすすめです。

簿記の資格取得をするときは、参考書や筆記用具の他に、電卓も用意しましょう。電卓は12桁くらいまで表示できるしっかりしたものを購入してください。電卓は勉強中はもちろん、試験でも自分の電卓を使います。