子供の頃はできたのに、大人になってからブリッジができないのはなぜでしょうか?
ブリッジができるためには、お腹周りの柔軟性などが必要なことをご存知でしょうか?
またブリッジにはには様々なメリットがあり、ダイエットの効果もあるそうなんです。
そこで、ブリッジができない理由やブリッジの効果、できるようになるためのコツ、またブリッジができない子供に教える練習方法などご紹介いたします。
ブリッジができないのはなぜ?お腹周りの柔軟性が大事!
背中をそらせた状態で手足を地面につけた「ブリッジ」の体勢。
子供の頃にはできていたのに、大人になってやってみたら全くできなくなっていた!
そんな経験はありませんか?
今の方が筋力もあるのにどうして?と思うかもしれません。
実は、ブリッジの姿勢を取るためにはお腹周りの柔軟性が重要なのです。
筋力ではなく柔軟性と言われると、お腹周りを触ってみて納得しますよね。
開脚ストレッチでも、昔はもっと開いていたイメージがあるのに全然足が開かないという人は多いでしょう。腹筋でも同じで、筋肉の柔軟性が失われたことで、できなくなる姿勢があるのです。
腹筋の柔軟性を高めるストレッチは、うつ伏せの状態で肘でバランスを取りならが上半身をゆっくり持ち上げます。
上体をそらすと、腹筋周辺が伸びているのが感じられるはずです。
腹筋を柔軟にすると血行の改善や内臓の位置が整えられます。生理痛などを軽減する可能性もあるのでお勧めのストレッチです。
なぜブリッジができない?ブリッジのダイエット効果とは
ブリッジができるようになると、体の調子を整えられる影響が期待できます。
◆体のゆがみを整えて代謝アップ
日常的な姿勢の癖は、無意識のうちに姿勢を歪ませてしまいます。
身体が歪むと、血液やリンパの循環が滞り代謝が低下します。つまり消費エネルギーが減るので太りやすい体になってしまいます。
ブリッジは普段使わない筋肉や関節を動かすので、体の歪みを整えることにつながります。これにより代謝がアップしてダイエット効果が期待できるのです。
◆むくみの解消
ダイエットをしていると、むくみが気になるという人も多いようです。せっかくダイエットできれいになろうとしているのに、むくんで太って見えるのは困りもの。
ブリッジはむくみの解消にもつながります。
ブリッジの姿勢をすることは、身体の調子を整え、加えてダイエット+むくみを防ぐ一石二鳥のストレッチのようです。
ブリッジができないのはなぜですか?できるようになるには?
ブリッジができないのは、腹筋の柔軟性が足りないとお話してきました。
くわえて、背筋(屈筋)が弱いことも原因として考えられます。
腹筋に柔軟性を持たせるためには、うつ伏せで手をつき、上体反らしをしましょう。
少し痛みを感じる程度まで曲げるのがポイントです。
呼吸は止めないようにして、30秒間キープします。これを3~5セット行います。
次に、うつ伏せで足先が浮かないように固定するか、誰かに押さえてもらい背筋の力で上体を反らせます。
これは1セット15回程度を3~5セット、毎日行いましょう。
背筋を鍛えると、背筋が伸びて気持ち良いだけでなく腰痛の防止にも繋がります。
また、ブリッジの姿勢のためには腹筋、背筋だけでなく肩の柔軟性も重要です。
身体がある程度反っていても、肩が固くて腕が回らないとブリッジの姿勢になりません。
肩入れ、肩反らしなども行い肩回りも柔らかくしましょう。
スタンダードなブリッジをするコツ
ブリッジをするには、力はさほど必要ありません。
慣れないうちは、コツがわからないので腕力でカバーしようとします。体を持ち上げるには多少の力は必要なので、上手くできないと思います。
何度も挑戦するうちに腕力も付き、ふとしたタイミングでできたりしますので、すぐに諦めず根気よく続けてみましょう。
ブリッジの形を作ることができれば、それほどの力は必要ないと実感できるはずです。
はじめのうちは、誰かに手伝ってもらうとコツがつかめるでしょう。
背中と床の間に手を入れ、押し上げてもらうようにサポートしてもらいます。
ブリッジの形ができたところで手を放してもらえば、バランスがとれていれば力は必要ないと理解できるはずです。
1人でしか練習できないときは、腹筋や背筋、肩回りをほぐすストレッチで少しずつ柔軟性を高めておくことも大切です。
子供がブリッジを出来るようにするための練習方法とは
ブリッジの姿勢が取れなくても、まずは体の柔軟性を高め、ある程度アーチ状に反ることができるところまではストレッチで体を作っておきましょう。
ポイントとなるのは手足の位置を意識すること。これは筋力よりも重要です。
手足の位置を正しく置ければ、ちょっとしたテクニックでブリッジの姿勢になります。
子供に教える場合には、いろいろなことを一度に教えても覚えられないことがあるので、ますは手足の位置をしっかり意識させましょう。
背中の部分にちょっとした台を置き、ブリッジを意識させないで手足の位置だけを考えるように教えます。その子にもよりますが、台から近い場所に手足を置くようにした方が、身体を引き上げやすくなります。
台を入れずにやると、ブリッジの姿勢ばかりが気にかかり上手くできないことがあるので、台を使う練習がおすすめです。