自動車教習所に入ってするに受けるのが「運転適性検査」です。「警察庁式K型」と「OD式安全性テスト」の2種類を受けますが、この検査で何がわかるのかその見方について調べてみました。
この結果が悪いと落ちてしまうのか気になると思いますが、その点についても調べたので是非ご覧ください。
運転適性検査は自分の性格を見極めてくれる大切なものです。素直な気持ちで受けるようにしましょう。
運転適性検査の内容と基本的な見方とは?
運転適性検査はいくつかの質問に答えていきます。
教習を始める前に行いますが、この検査によって運転に適した人物かどうかの把握をします。
判定については、変化し続ける交通状況を瞬時に捉えて的確な判断がおこなえるか、正確で素早い運転操作ができるか、相手の立場を考えて行動ができるか、という項目に沿って実施されます。
検査によって自分の性格や能力を知ることができますし、注意すべき点がより分かりやすくなります。
運転適性検査の結果を見て落ち込む人もいると思いますが、検査で人間の価値を決めつけるわけではありません。。
検査を受けて結果を自分で確認し、どうしたら事故を未然に防ぐことができるのか、運転時に何に気を付けるべきなのかなど、自分の欠点を知るのです。安全運転に役立てることができるのです。
結果が悪くても良くても、自分自身の欠点を知ることが大切であり、それが安全運転に繋がるのです。
運転適性検査「警察庁方式運転適性検査K型」の見方は?
運転適性検査の一つである「警察庁方式運転適性検査K型」。
この「警察庁方式運転適性検査K型」では、6つの運転タイプに分類され、その結果によって運転中に心がけたいポイントが見えてきます。
・状況判断の遅い人
どんな状況でも何が適切かを見抜くことが大切です。
・動作は早いが正確さが不安な人
周囲の状況に気を配ることが大切。行動を移す前に一呼吸しましょう。
・神経質な人
運転中はリラックスすることを意識し、バランスよく周囲に気を配ることも大切です。
・気分屋の人
気分がいつも以上に沈んでいる時は運転を控えることも必要。運転する際は気分転換をしてから乗りましょう。
・攻撃的な人
相手に譲る気持ちを意識してもちましょう。
・自己中心的な人
あなたの行動が周りに迷惑をかけていることも。自分の行動を振り返ってみましょう。
いかがですか?
あくまでも「○○の傾向がある人」です。
上記の結果を見て、安全運手を心がけましょう。
運転適性検査「OD式(OD型)安全性テスト」の見方とは?
「OD式(OD型)安全性テスト」といった検査もあります。
この検査を通じて教習生への理解促進を深め、より高い教育効果の実現を目指すのが目的です。
1967年(昭和42年)に開発されたもので、今では全国の自動車教習所で実施されているテストです。
信頼性や妥当性から見ても高い評価を得ているテストとして受け入れられています。
「OD式安全性テスト」によってその人の安全運転に関する適性を総合的に判断することができ、運動機能、健康度・熟成度、性格特性、運転マナーについて知ることができます。
検査結果によって何ができるのか。
運転適性度と安全運転度の総合評価から大きく4つのタイプに分離されますが、88の性格パターンともにそれぞれの生徒に合った指導へと活かすことができるのです。
診断結果がわかりにくいのでは?と思ってしまいますが、レーダーチャートに表示することで運転に必要な全項目のバランスを一目でみることができるなど、とても見やすくなっています。
自分はどこが欠けているのかがビジュアル的にわかるよう工夫されています。
自分の検査結果がどうなっているのか、まずはチェックしてください。
運転適性検査を受ける時の注意点とは?
検査内容が少し複雑なものもあります。
検査を受ける前はしっかり検査員の話を聞きましょう。
説明や注意事項を聞き漏らさず、しっかり理解したうえで検査を受けることが大切です。回答の順番や訂正方法を間違えてしまうと採点に大きく関わってしまいますので、わからない事は検査前に質問しておきましょう。
検査は「始め」「辞め」の号令で実施されます。
それぞれ制限時間がありますので、まずは落ち着いて正確に回答していくよう心がけましょう。
時間が無くなってしまうと焦りもでてきます。
結果にこだわる必要はないので、素直に一つ一つ進んでいきましょう。動作の速さを見るテストについては、ある程度スピードアップするよう意識しましょう。
読み上げ問題もあります。
これは正確を見るテストなので、自分を良く見せようと嘘を答えてしまうと「自分を良く見せる傾向がある」と判断されていまいます。
そういった項目も含まれていますので、問題は正直にありのまま回答することが大切です。
運転適性検査の結果が悪い人は落ちてしまうの?
運転適性検査が悪いと「試験に落ちてしまうのでは・・・」と不安にもなるでしょう。
結論から言えば、運転適性検査の結果で落ちる事はまずありません。あくまでも、運転が向いているか向いていないかを自分が知るためのテストです。
評価が良くても悪くても入校に差し支えることはありません。
教習前に運転適性検査を受けることで、自分の欠点を意識しながら講習を受けることができます。
障害や持病など身体面で入校できないこともありますが、補助手段によってハンドル操作が可能なので確認しましょう。講習を受けて車の運転が可能であれば問題ありません。
適正検査によって業務の向き不向きや性格などがわかるため、就職試験の際に実施されることもあります。
適正検査は入校資格を判断するものでは決してありませんので、よっぽどのことが無い限り落ちる事はありません。ご安心ください。
検査結果は2~3日後にでます。自分の悪い点をチェックしながら、検査員から指導を受けるようにしましょう。