新生児の赤ちゃんが寝る時にもがいている姿をみたことがあるママもいますよね!
新生児が寝ている時、こういった行動に出るのはなぜなのでしょうか?もがく以外に、うなる赤ちゃんもいるようです。
この原因と対処法についてまとめました!
新生児が寝る時にもがくのはなぜ?
新生児の頃の赤ちゃんが寝ている時にもがいている時、以下のことが原因として考えられます。
■ガスが溜まっている
まだ消化器官が未発達な赤ちゃんは、消化不良を起こしてガスが溜まりやすいことがあります。
大人もガスが溜まっていると苦しいと思いますが、これは赤ちゃんでも同じこと。苦しいからこのような行動に出るのです。
げっぷをしたり、おならが出るとスッキリして、もがくことも減ってきます。
赤ちゃんがもがいている時は、お腹の張りの状態などを確認してあげましょう。
■うんちをしたい
赤ちゃんが顔を真っ赤にしてもがいている時は、うんちを出そうと頑張っている時の可能性があります。
そんな様子を見ているママは「便秘気味なのではないか?」と心配になることもあるでしょう。
でも、実際に出たうんちは柔らかい状態で、どうしてあんなにもがいているのか不思議に思うかもしれません。
月齢の低い赤ちゃんは、腹筋がまだ発達していないため、腸の運動もスムーズでないことがあります。また、うんちをすることに慣れていないこともあり、赤ちゃんが一生懸命うんちを出そうとしているときにこういった行動が見られます。
■お腹の蠕動運動が嫌い
新生児期の赤ちゃんは便意を感じることがありません。
お腹が動くのも赤ちゃんの意志とは無関係でお腹の蠕動運動にびっくりしている、嫌がっているということが考えられます。
授乳から1時間半くらいにこうした様子が見られる場合は、お腹の蠕動運動が原因の事があります。
新生児が寝る時にもがくのは「寝ぐずり」かも!
赤ちゃんが寝る時に急にもがく様子を見ると、とっても不安になりますよね。
その行動が時々見られると、ますます心配になると思います。
でも大丈夫!安心してください!
赤ちゃんは眠るのが下手なのです。
大人の場合は眠気を感じたら寝ればいいとわかっていますが、赤ちゃんは上手く眠りに入ることが出来ないのです。
また、「眠い」と感じることが不快な赤ちゃんもいるようです。
ぐずぐず泣いたり、もがいたりしながら、時には大泣きしてみることも・・・。
そこでママが寝かしつけをすると思いますが、これって珍しいことではないんですよ。
寝かしつけをすればスムーズに寝てくれるのであれば、とっても親孝行な赤ちゃんということでしょう。
中にはずーっともがいて寝ずに、抱っこをしないと眠らなかったり、ベッドに下ろしたら起きてしまう赤ちゃんもいます。
眠いのに眠らない、ぐずることを「寝ぐずり」と言いますが、この状態が幼児になっても続く子もいます。
「眠いなら寝ればいいのに!」と思いますが、赤ちゃんはそういうものなのです。
だから赤ちゃんがもがいていても大丈夫!心配のないことです。
新生児が寝る時にもがくのはげっぷが出ていないせい?
赤ちゃんがもがいたりうなったりしている時、お腹が張っていることが多いですが、空気でお腹がいっぱいの状態でこのような行動をすることがあります。
これを改善するには「げっぷ」をさせることが大切になります。
赤ちゃんはげっぷをするのがとっても下手です。
母乳やミルクを飲むときに、一緒に空気を飲んでしまってお腹が張ってしまうことがあります。
「母乳だとげっぷをさせなくてもいいのでは?」と思うママもいるかもしれませんが、母乳が勢いよく出すぎて口の中がいっぱいになり、仕方なく空気も飲み込んでることがあります。
しっかりげっぷを出さないと、お腹が苦しくなってしまいますので、ミルクや母乳を飲んだ後はげっぷを出させてあげましょう。
また、授乳して1時間半程度経ってからこういった行動が見られる時は、飲み込んだ空気が原因でお腹がゴロゴロしてしまい、気持ち悪がっていることがあります。
腸の周期運動に合わせて赤ちゃんがうなったり、もがいたりすることがありますが、ガスが出ることでスッキリします。
本来はげっぷで空気が出ればお腹が苦しくならないので、しっかりげっぷを出してあげましょう。
新生児がもがく・うなるときに出来る対処法!
赤ちゃんがもがいたりうなったりする現象は、月齢が進むにつれておさまってきます。
大体3ヶ月~4ヶ月頃には見られなくなりますが、だからと言って苦しそうにしてる姿を見るのは親として切ないものがありますよね。
この時に出来る対処法についてまとめました。
■げっぷをさせてスッキリ!
授乳した後、げっぷを出しきれていないこともあります。
そのせいで、「今げっぷをしたい!」と感じ、もがいたりうなったりすることもありますので、抱き上げて背中をトントンするなどしてげっぷをさせてあげましょう。
■お腹のマッサージでスッキリ!
赤ちゃんが満腹の時を避け、お腹のマッサージをしてあげましょう。
おへその周りをゆっくりと「の」の字を書くようにマッサージしてあげることで、腸が刺激されてガスや便が外に出やすくなります。
ガス抜き体操でお腹スッキリ!
赤ちゃんがあまりにも苦しそうにしている時は「ガス抜き体操」をしてみましょう。
ウエストをひねるとガスが出やすくなります。
【ガス抜き体操】
・足をくるくる回す
・ウエストをひねる
・腹這いにして背中や腰をさすってあげる
腹這いにしてあげると、お腹が楽になることがあります。
またベビーオイルなどを使ってお腹をマッサージしてあげるのも効果的です。
温めたタオルでお腹を温めて、腸の動きが活発になるようにしてあげましょう。
お腹を時計周りにマッサージすることも効果があります。
赤ちゃんのうなりやもがきは、自分で寝返りを打てるようになるとだんだん見られなくなります。
この頃になると、ガスも出やすくなりますので、赤ちゃんが苦しそうにしている様子も減ってきます。
あまり心配せずに、見守ってあげてくださいね!