派遣社員には即戦力を求めますが、仕事が遅くて少ない量しか仕事を任せられないとなると困ってしまいますよね。
仕事の遅い派遣社員にイライラしている社員は沢山いるようです。
派遣社員に仕事が遅いと自覚させる方法や改善方法などについてまとめてみました。
派遣社員の仕事が遅い時の改善方法とは?
まずは、自分が今どんな状況なのか認識させましょう。各業務のタスクを設定し、その仕事の期限やタスク量を目に見える形にします。目で見える状態にすると、自分の状況について客観的に判断しやすくなります。
もしも、物忘れが激しい人には、覚えていく必要がない状態を作った方が良いでしょう。
例えば、社内のコーヒーマシンは最初に使った人が片付けて帰るというルールがあっても、意外と片付け忘れて帰ってしまう人がいます。毎日パソコンに通知が出るようにしたり対策をしても忘れてしまうこともあります。しかし、こういうことは習慣づければ覚えられることだと思います。
仕事で分からない事があって聞きに来たのに、要点がまとまらず要点に行きつくまでの話が長い人がいます。そんな時は、話長いな、もっと簡潔に!と思ってしまっても、真顔で言ってしまうと角がたちます。そこで、話が長いと思ったら「話長いですよ~(笑)」と冗談っぽく指摘しましょう。
なお、仕事が遅い事を叱っても意味はありません。仕事が遅い事を叱ることで、緊張や萎縮で仕事がもっと遅くなったりミスが増える可能性の方が高いと思います。
ミスを起こした人にも、同じ事が言えます。叱ることよりも、改善策を考えて実行することの方が大切です。
派遣も直接雇用も関係ない?仕事が遅い人の考え方
仕事が遅い人は、今何をすべきなのかと言うことに対して的外れな事を思っている場合が多いです。そのため、優先順位の低い仕事や意味のない仕事を一生懸命こなしています。
他の人からすると、一生懸命仕事をしているので、真面目に仕事をしているように見えますが、やっている内容を見ると今は必要のないことなどを必死にやっているのです。
もしかしたら、的外れな事を考えて今はこれが最優先!と思って仕事をしているのではなく、これだけ仕事をしていますよ!という自己防衛のアピールの可能性もあります。
仕事が遅くても、「今はコレを先にお願い」と言われて、すぐに別の仕事に取り掛かる人は素直なので優先順位を教え込めば何とかなるでしょう。まだ仕事全体を把握しきれていなくて優先順位が理解出来ていないだけかもしれません。
しかし、素直さがない人は「今はコレを先にお願い」と言われても、素直に受け取れないのです。何時までにと期限をはっきり伝えてもその言葉通り受け取ってくれない場合もあります。
会社全体の優先順位よりも自分の事情の方を優先してしまうので、「どうしてすぐにやらなかった?」と聞いても言い訳しかしないでしょう。
今やるべきことが分からないので、仕事の段取りも悪いです。前倒しで仕事をするということも難しいでしょう。出来るなら、仕事はすべて先送りにしたいくらいなのです。
というか、すべての仕事が遅く、遅延している状態なので、無駄に忙しく、常に1人で緊急事態に陥ってバタバタしています。
仕事が遅いとダメ出し・・派遣社員は正社員との間に溝が出来やすい
派遣社員でも正社員と同様にしっかりと仕事を任されて働く人もいれば、派遣はやっぱりダメだと思われる派遣社員もいるでしょう。
そこで、どんな人だとダメな派遣社員と思われてしまうのか、アンケートをとってみました。アンケート結果の確率から言うと、なんと派遣社員の1/3人がダメだと思われてしまっていることが分かりました。
では、どんな人だとダメな派遣社員と思われるのか、1番多かった意見を見ましょう。
・覚えが悪い、同じミスを重ねる
1~2回なら許せても何度も同じ事について聞いてきたら嫌になるし、どうして覚えられないの?覚える気ないの?と思ってしまいますよね。中には指示や手順を無視して勝手に仕事をすすめる様な困った派遣社員もいるそうです。また、同じミスを何度も繰り返されると、どんどん印象が悪くなってダメ派遣として信用できなくなってしまう様です。
信用できなくなると派遣社員にもその空気が伝わり悪循環に陥ることが多いようです。
正社員と派遣社員の間に距離がある場合もあるようです。距離がある場合はこのような派遣は仕事が出来ないと判断した場合に距離が空いてしまう様です。
仕事が遅いと怒られないようにするにはどうしたらいい?
仕事が遅いと怒られたり、自分は人より仕事が遅いと感じている人は、仕事を始める前にどのようにやれば早く終わらせることが出来るのか、考えてみましょう。
仕事のやり方にはいくつもの方法があります。今やっている方法が1番早い方法とは限りませんので、どうやると早いのか考えてみましょう。
また、周囲の人に協力してもらうのも良いと思います。周りで手隙の人がいれば手伝ってもらうなど、フォローしてもらう工夫も必要です。
ただし、フォローしてもらうには人徳が必要です。人徳があれば、仕事が手一杯の状態の時は周囲の人が自然にフォローしてくれるケースもあります。そのためにも、普段から人徳を得るようにしておくと良いでしょう。
また、仕事を始める前に、スケジュールを確認してスケジュール感を意識して仕事を行いましょう。1つ1つの作業時間を考えてその時間配分で作業を完了できるようにします。今の自分のペースで考えるのではなく、本来ならはどれくらいの作業時間で終わらせるべきなのかを考えましょう。
仕事の遅い多くの人は、前もってスケジュールややり方について考えることなく、いきなり作業に取り掛かってしまい、ただ作業をこなすだけという状況になりやすいです。
仕事をしていて分からない事は先延ばしにせず、その場で確認して解決していく習慣も付けましょう。分からないまま仕事をしていても、ミスをしたり作業が遅くなってしまう原因になってしまいます。
仕事が遅いと派遣先の人に怒られてもう辞めたい・・という人へ
派遣先では様々な仕事をしていると思います。自分だけのペースで出来る仕事、チームで連携してやる仕事、締め切りの早い仕事遅い仕事など。自分の仕事の進捗状況が周りの人にも影響する仕事があると思います。例えば、チームで連携して行っている仕事では、だれか一人が遅いと周りの人にも影響してしまう場合があります。
締め切りの早い仕事など優先順位はありますが、周囲の人にも影響する仕事を早めに処理してしまったほうが、派遣先の人に怒られる可能性が低くなると思います。
派遣社員は即戦力を求められがちですが、派遣されて間もないうちは新人と同じでまだ仕事の要領を得ていない可能性もあるでしょう。
今はまだ不慣れで任されている仕事量が自分のキャパを超えていると思えば、職場の上司などに素直に相談した方が良いと思います。相談をしたうえで、それでも派遣先企業の教育方針が変わらない方針なら辞めても良いんじゃないでしょうか。
仕事を与えられたら、何が何でもすべて自分で背負ってやらないといけないわけではありません。どうしても無理だと思ったら、出来ないと言っていいと思います。自分の能力以上の仕事量なのに出来ないというのが嫌だなんて変なプライドを持って言い出せないと、結果周囲に迷惑を掛けます。